サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。

この企画『Beautiful Free Kicks』(美しいフリーキック)では、これまでに生まれたFKの数々を紹介していく。

今回は、モナコの元スペイン代表MFセスク・ファブレガスがチェルシー時代に決めたフリーキックだ。


アーセナルで世界屈指のMFへと成長を遂げたセスクは、2011年夏に古巣バルセロナに復帰。しかし、安定した出場機会を得られることができなかったセスクは、2014年夏にチェルシーに引き抜かれる形でプレミアリーグに復帰したが、古巣アーセナルのライバルクラブへの移籍は賛否を呼んだ。

チェルシーでも魔法のようなパスでアシストを量産したセスクだが、2016年3月19日に行われたプレミアリーグ第31節のウェストハム戦では見事なFKも決めている。

当時10位に位置していたチェルシーがホームのスタンフォード・ブリッジに4位のウェストハムを迎えたロンドン・ダービー。この試合もウェストハムに先制を許す苦しい展開となる。

しかし、前半アディショナルタイムにゴール正面やや左でFKを獲得すると、美しいフォームからセスクが右足でインパクト。コース、スピードともに完璧な一撃がゴール左上に突き刺さった。

チェルシーは後半に勝ち越しを許すも、試合終了間際の89分にセスクがPKを決め、何とか勝ち点1を手に入れていた。