今日の欧州サッカー界で最もホットな話題といえるのが、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)の去就騒動だ。2001年に13歳でバルセロナのカンテラに加入して以降、約20年に渡ってバルセロナ一筋でプレーを続けてきたメッシがトランスファーリクエストを提出したのだ。

これまでチームのアイコンとして、そして数多くの功績を残したメッシ。今特集ではバルセロナでのメッシのキャリアを語る上で欠かせないシーンをピックアップ。各試合やゴールを思い返しつつ、そのキャリアを振り返る。


今回は2005年5月1日。メッシがバルセロナのファーストチームで初めてゴールを記録した日だ。

2004年10月16日のラ・リーガ第7節でデビューを飾ったメッシ。その後、チャンピオンズリーグ1試合とコパ・デル・レイ1試合に先発したほか、リーガでは5試合に途中出場していたが、ゴールはまだ生まれていなかった。

しかし、2005年5月1日、ラ・リーガ第34節のアルバセテ戦で、メッシのアイドルでもあり、当時の大エース出会った元ブラジル代表FWロナウジーニョからのアシストで初ゴールが生まれることとなる。

カンプ・ノウで行われたこの一戦。バルセロナはサミュエル・エトーのゴールで先制し、1-0のまま試合終盤を迎えると、88分にお役御免のエトーに代わってメッシが途中出場を果たす。

試合終了間際の投入であったが、メッシがわずか数分の間に2つの見せ場を作る。

メッシの投入直後に、ロナウジーニョが右サイドを個人技で突破するとDFを複数人引き付けてから中央に絞っていたメッシに絶妙な浮き球のパス。トラップしたメッシが冷静に飛び出してきたGKの頭上を越すループシュートで、ゴールネットを揺らした。これが念願の公式戦初ゴールかと思われたが、これは惜しくもオフサイドの判定となった。

それでもアディショナルタイム1分、このコンビが再び魅せる。前線でボールを収めたメッシがロナウジーニョに預けると、ロナウジーニョが相手DFの裏を取る浮き球のパス。メッシがまたもループシュートでネットを揺らし、正真正銘の初ゴールとなった。

このゴールが、これまで積み上げてきた634ゴールの第一歩目。17歳と10カ月7日でのゴールは当時のクラブ史上最年少記録であった。