世界中で休むことなく紡がれ続けてきたフットボールの歴史の中で今日何が起こったのか。本日9月2日の出来事を振り返ってみよう。

今回ピックアップするのは、2013年9月2日。元ドイツ代表MFメスト・エジルがレアル・マドリーからアーセナルに加入した日だ。



◆若くして頂点に登り詰めた天才MF
2006年にシャルケでプロキャリアをスタートさせたエジルは、すぐに頭角を現すと、2008年ブレーメンに加入。同クラブでの活躍や2010年の南アフリカワールドカップ(W杯)でのドイツ代表としての活躍は、多くのビッグクラブの注目を集め、同年夏に22歳でレアル・マドリーに移籍した。

スター軍団の中でも高いクオリティを見せたエジルは、アシストを量産。2011年からは背番号「10」を背負い、チームの司令塔として大きな存在感を示した。

◆ロンドンでの新たな挑戦
順調に活躍を続けていたエジルだったが、当時のマドリー指揮官、カルロ・アンチェロッティ監督と信頼関係を築くことができずに、退団を希望すると、2013年9月2日、アーセナルへの完全移籍が成立した。

当時アーセン・ヴェンゲル監督に率いられ、流動的な美しいフットボールを展開したアーセナルに加入したエジルは、イングランドでもその能力を遺憾なく発揮。当時タイトルから遠ざかっていたアーセナルにとって9年ぶりのタイトルとなるFAカップ優勝に貢献するなど、新チームにすぐに適応している。

◆キャリアの岐路に立つ天才
アーセナルで順風満帆なスタートを切ったエジルだったが、2018年にヴェンゲル監督が退任すると、ウナイ・エメリ新監督の下では一転して構想外に。

ミケル・アルテタ現監督の下では、再びチームの主力に返り咲いたかと思われたが、リーグ終盤にかけては、結局出場機会を得ることはできず。チーム全員のハードワークが求められる現代サッカーでは、典型的な「10番タイプ」であるエジルのような選手の旗色は悪くなっている中、キャリアの岐路に立つエジルの今後に注目だ。