サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い)

サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。

今回は、バルセロナのチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルがユベントス時代に決めたハットトリックだ。


チリの強豪コロコロのユースで育ったビダルは、2007年にレバークーゼンへ移籍し、ヨーロッパデビュー。MFとして安定した活躍を見せると、2011年7月にユベントスへ移籍した。

在籍4シーズンで公式戦171試合に出場し、48ゴールを記録したビダルだが、2013年11月27日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)グループリーグのコペンハーゲン戦ではPK2つを含めたハットトリックを決めている。

中盤で先発出場したビダルは18分、相手のハンドで得たPKをゴール左に沈め、先制点を記録する。

ユベントスは同点に追いつかれるものの、63分にはFWフェルナンド・ジョレンテが得たPKを再びビダルがゴール左に流し込み、勝ち越しに成功する。さらに直後の64分には左サイドのMFポール・ポグバのクロスをビダルが頭で押し込み、ハットトリックを達成した。

これがビダルにとって初めてのハットトリック。さらに、ユベントスの選手がCLの舞台でハットトリックを達成するのはFWフィリッポ・インザーギ氏以来13年ぶりのことであった。