フランクフルトのスポーツ・ディレクター(SD)を務めるフレディ・ボビッチ氏が今夏の補強についてコメント。その中で日本人選手2人について語った。ドイツ『アウクスブルガー・アルゲマイネ』が伝えた。

フランクフルトは、2019-20シーズンのブンデスリーガで9位に終わり、2020-21シーズンはブンデスリーガとDFBポカールのみの戦いとなる。

2シーズン続けてヨーロッパリーグに出場していたフランクフルト。チームはヨーロッパでの戦いを失ったものの、2年間で100試合以上をこなし、2019-20シーズンは予選から戦っため、準備が整わないままシーズンが開幕してしまった。

新シーズンに向けて攻撃面の補強が足りていないと見られているフランクフルト。しかし、最も重要な問題は日本代表MF鎌田大地(24)の契約延長だ。

先日契約延長を果たしたアディ・ヒュッター監督も、鎌田の契約延長が重要であるとコメントしていたが、ボビッチ氏もフランクフルトにとって重要な存在であるとの見解を示した。

「アディ・ヒュッター監督は、自身の契約延長の際に、『近い将来、鎌田大地が新たな契約書にサインすることが、クラブにとってより重要だ』とコメントしていた。昨シーズン、ブンデスリーガでブレイクした日本人は、フランクフルトで重要なポジションを担っている」

「鎌田はここ数年よく成長し、とても気持ちよくプレーしているようだ。(ミヤト・)ガチノビッチがチームを去ってから(ホッフェンハイムに移籍)、彼はチームで唯一の10番の選手になり、結果として重要になった。しかし、彼の代理人の1人は別のプランがあると言っている」

2019-20シーズンは公式戦48試合で10ゴール9アシストを残した鎌田の契約は2021年6月30日まで。チームとしては今夏契約延長を果たしたいところだろう。

また、ブンデスリーガ最長在籍選手となり、アジア人で最も試合に出場しているMF長谷部誠についても言及。チームにとって、戦力として非常に重要な存在であると強調した。

「長谷部誠は、ブンデスリーガの出場試合数が311とアジア人で最も多い。36歳であり、多くの人は長谷部が道徳的なサポートや緊急事態にのみ機能すると疑っている。しかし、フランクフルトでは異なる」

「長谷部はフランクフルトの試合の主力であり、彼のポジションでのプレーは、ブンデスリーガで比類ないものだ。彼のビルドアップとパスは、フランクフルトの試合におけるビルドアップの創造性を確実なものにし、人としての観点でもロールモデルだ」

「しかし、ヒュッター監督が常に長谷部に依存しているわけではないということに、疑問が生じている。最近では、ヨーロッパリーグのバーゼル戦の2ndレグで、長谷部なしで試合をスタートさせた。後半、ヒュッター監督は間違いを正し、フランクフルトの試合はより安定したように見えた」

なお、鎌田が仮に移籍した場合は「フランクフルトはクリエイティブな発想がなくなる」とも語り、高いレベルでプレーできる選手を獲得しなければいけないとも考えているようだ。