プレミアリーグの王者として2020-21シーズンに臨むリバプールのユルゲン・クロップ監督が、補強に大金を投じるクラブについて言及した。

リバプールは、クロップ監督の下2019-20シーズンのプレミアリーグで圧倒的な強さを見せて優勝。30年ぶりのリーグタイトルを獲得した。



2017-18シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)決勝に進出するもレアル・マドリーの前に敗戦、しかし、2018-19シーズンは2年連続でCL決勝に進出し優勝。そして2019-20シーズンはリーグ優勝を果たしている。

今夏の移籍市場では、オリンピアコスのギリシャ代表DFコンスタンティノス・ツィミカス(24)を1170万ポンド(約16億円)で獲得したのみとなっている。

一方で、チェルシーはアヤックスのモロッコ代表MFハキム・ツィエク(約3330万ポンド/約45億3000万円)、RBライプツィヒのドイツ代表FWティモ・ヴェルナー(約4800万ポンド/約65億3000万円)、レバークーゼンのドイツ代表MFカイ・ハフェルツ(約7100万ポンド/約96億6000万円)、レスター・シティのイングランド代表DFベン・チルウェル(約4500万ポンド/約61億3000万円)を獲得し、合計約2億ポンド(約272億3000万円)を費やしている。

新型コロナウイルス(COVID-19)が終息しない中で、財政的にも不安があるクラブが多い中、クロップ監督は大金を投じるクラブの補強についてコメント。「チェルシーのようになりたいとは言えない」とクラブごとのやり方があるとした。

「我々は、現在多くの不確実性がある世界で生きている」

「一部のクラブは、国が所有し、オリガルヒ(ロシアの新興財閥)が所有しているため、未来がいかに不確実であるかはそれほど重要ではないようだ。そして、それが真実だ」

「我々は別の種類のクラブだ。2年前にチャンピオンズリーグの決勝に進出し、翌年は優勝し、我々のクラブになったことで、昨シーズンのプレミアリーグチャンピオンになった」

「我々は一晩でそれを変え「今はチェルシーのように振る舞いたい。今は彼らのように振る舞いたい」とは言えない。今、彼らは多くの選手と契約している」

「世界のトップ11の選手を呼ぶことはできない。1週間後に、彼らがこれまでで最高のサッカーをすることを願っている」

ここ数シーズン、優勝争いのライバルであるマンチェスター・シティもボーンマスからオランダ代表DFナタン・アケ、バレンシアからスペイン代表MFフェラン・トーレスを獲得。一方で、ドイツ代表MFレロイ・サネをバイエルンへ売却している。

クロップ監督は、MFナビ・ケイタとMFカーティス・ジョーンズの昨シーズン終盤の成長に加え、プレシーズンで成長を見せている日本代表FW南野拓実が大きな補強だと語り、選手を連れてくるよりも、今いる選手を成長させることに焦点を当てているとした。

「我々の理由、クラブの理由から、常にチームを改善したいが、やり方は色々ある。1つは新たな選手とサインすること、もう1つはトレーニング場で一緒に働くことだ。得意なことを改善し、苦手なことを無くすことだ」

「これはサッカーだ。誰もトレーニングについて、そして選手の補強についてだけ話したいとは思っていないよ」