サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。

この企画『Beautiful Free Kicks』(美しいフリーキック)では、これまでに生まれたFKの数々を紹介していく。

今回は、ブルガリア代表FWディミタール・ベルバトフ氏がトッテナム時代に決めたフリーキックだ。


現役時代は圧倒的な技術と優雅なプレースタイルで多くのファンを魅了したベルバトフ氏だが、トッテナム時代の2007年3月4日に行われたプレミアリーグ第29節のウェストハム戦では、その技術を見せる直接FKを沈めている。

打ち合いなったロンドン・ダービーは、85分にウェストハムに勝ち越しを許し、アウェイのトッテナムが2-3とリードを許す。

そして迎えた89分、トッテナムはペナルティアーク内で直接FKのチャンスを迎える。ゴールまでの距離がかなり近かったものの、ベルバトフが丁寧にボールを蹴り上げると、壁を越えたシュートはゴール左上隅へ。カバーに入っていた相手DFの頭を掠めながらネットを揺らした。

これで勢いづいたトッテナムはアディショナルタイム6分に勝ち越しゴールを決め、劇的勝利を飾っている。