2020-21シーズンのセリエAが19日に開幕する。先月2日に閉幕した昨季はユベントスの9連覇で幕を閉じたセリエA。新型コロナウイルスの影響によって僅か1カ月半で迎える新シーズン、監督未経験のピルロ新監督を迎えたユベントスの10連覇を阻むチームが、今季こそ現れるかが注目される。

◆監督未経験のピルロで目指す10連覇〜ユベントス〜
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9連覇を成し遂げたものの、チャンピオンズリーグでリヨンの前にベスト16敗退に終わったことを受け、就任1年でサッリ前監督を電撃解任としたユベントス。新指揮官に迎えたのはユベントスOBで監督未経験のピルロだった。現役時代、稀代のレジスタとして名を馳せたピルロが指揮官となってどんなサッカーを表現するのか楽しみなところだが、サッリ前監督が植え付けることのできなかったポゼッション主体のサッカーに挑むのか、それともユベントス伝統の堅守を生かしたサッカーを見せるのか。指揮官としてのピルロの手腕に要注目したい。

◆続投決断のコンテが古巣ユーベの10連覇阻止へ〜インテル〜
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ユベントスの10連覇を阻む最大のライバルとして昨季2位のインテルを挙げたい。昨季は最終的にユベントスに1ポイント差に迫った上での2位フィニッシュを果たし、コンテ監督の下、着実にチーム力を上げていることを証明した。シーズン前にはコンテ監督の恒例行事となりつつある退団騒動が起きたが、フロントのサポートを感じ取り続投を決断。ユベントス時代に指導したMFビダル加入が濃厚な中、満を持して古巣ユベントスの10連覇を阻みにかかる。

◆イブラ残留でスクデット争いも現実味〜ミラン〜
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長らく低迷が続く名門だが、昨季後半に加入して圧倒的な存在感を示したFWイブラヒモビッチの残留に成功したことが復活を期すミランにとって大きな後押しとなりそうだ。また、イタリアの次代を担うMFトナーリとレアル・マドリーからレンタルでMFブラヒム・ディアスを獲得し、未来へ向けた投資もしっかり敢行。繫ぎの意味合いが強かったピオリ監督が結果で続投を勝ち取った中、新シーズンのミランは歯車さえ噛み合えばスクデット争いも十分に可能なはずだ。

◆もはやビッグクラブに引けを取らない存在に〜アタランタ〜
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ガスペリーニ体制4季目の昨季もアタランタは飛躍を遂げた。セリエAでは2年連続で3位フィニッシュを果たし、初出場のチャンピオンズリーグ(CL)ではベスト8進出と、もはやビッグクラブに引けを取らない存在に成長した。今季も名将ガスペリーニ監督の下、主力は軒並み残留しており、期待は高まるばかり。CLとの並行した過密日程も昨季経験済みで上積みが期待できる新シーズンは本格的にスクデット争いへ参戦する可能性も十分だ。

◆昨季のスクデット争いを自信に〜ラツィオ〜
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昨季はユベントスとスクデット争いを繰り広げながらもコロナ明けの失速により4位フィニッシュとなったラツィオ。新シーズンに向けてはMFダビド・シルバの獲得に迫っていたが、実現はならなかった。戦力的な上積みはほぼない状況の中、S・インザーギ監督の手腕に今季も期待が懸かる。

◆戦力維持でユーベに挑戦〜ナポリ〜
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コッパ・イタリア優勝に導いたガットゥーゾ監督の2季目となるナポリ。徐々にガットゥーゾ監督の“闘う”スタイルが浸透していった昨季は、シーズン終盤にかけて結果も伴うようになっていった。迎える新シーズンに向け、FWメルテンス、MFファビアン・ルイス、DFクリバリと移籍の噂のあったセンターラインの主力が残留したのは大きい。戦力を考えればナポリもスクデット争いに顔を出したいところだが、主役に躍り出ることはできるか。

◆新フロントの下で〜ローマ〜
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クラブに対する熱がなく評判の悪かったパロッタ前会長に代わり、米実業家のフリードキン氏が買収したローマ。新フロントの下、刷新されたクラブは戦力維持に努めた中、DFコラロフがインテルへ移籍し、エースFWのジェコもユベントスへの移籍が濃厚となっているが、まずはCL圏内返り咲きを目指したい。

◆更なる飛躍へ〜冨安と吉田〜
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昨季、セリエA初挑戦ながらレギュラーポジションを確保したボローニャのDF冨安とサンプドリアのDF吉田。日本代表のレギュラーセンターバックでもある両者は、守備の国イタリアでしっかりと存在感を示した。冨安はケガを除いてシーズンを通し、右サイドバックのレギュラーとしてプレー。新シーズンはセンターバックでのプレーの可能性も報じられる中、セリエAの強力なアタッカーたちを直接封じ込める役割が求められる。また、吉田もシーズン後半にチームに加わった中、残留を争っているチームの助けとなった。今季も残留争いを強いられる可能性が高いが、レギュラーをキープし続け、最低限の目標である残留に貢献したい。