プレミアリーグ第2節、サウサンプトンvsトッテナムが20日にセント・メリーズ・スタジアムで行われ、アウェイのトッテナムが5-2で快勝した。

エバートンとの開幕戦を0-1で落としたトッテナムは、ミッドウィークに行われたEL予選のロコモティフ・プロヴディフ戦を辛勝し今季の公式戦初勝利。その一戦から中2日での一戦に向けては先発3人を変更。ムサ・シソコ、ロ・チェルソ、ベルフワインに代わってウィンクス、エンドンベレ、ルーカス・モウラを起用。前日にレアル・マドリーから加入したベイル、レギロンはベンチ外となり、ここ最近去就問題が伝えられるデレ・アリが公式戦2試合連続でメンバー外に。

共に今季リーグ戦初勝利を目指す両者は積極的な入りを見せる。まずは3分、左サイドのスペースに抜け出したソン・フンミンからのクロスを、ボックス右のドハーティが頭で折り返す。これをゴール前のケインが見事なボレーシュートで叩き込む。だが、VARの介入の結果、ソン・フンミンの抜け出しの場面でオフサイドを取られ、電光石火の先制点は認められず。

すると、10分にはサウサンプトンに決定機。相手陣内左サイドで得たFKの流れからゴール前でルーズボールに反応したチェ・アダムズが強烈なシュートを枠に飛ばすが、ここはGKロリスが圧巻のワンハンドセーブで阻止した。

その後、互いに相手の背後のスペースを取り合う攻防を見せる中、ホームチームが立て続けに決定機を創出。16分にはオフサイドラインをかいくぐったイングスがGKとの一対一を制すが、ここはトラップ際のハンドを取られてノーゴール。20分にはボックス左ゴールライン際でのジェネポの見事な仕掛けからゴール前のアダムスに絶好機も、ここはDFベン・デイビスの決死のブロックに阻まれた。さらに、26分にはセットプレーの二次攻撃からジェネポが左ポストを掠める場面も。

前半半ばを過ぎてもシュートを1本も打てない苦しい展開が続くトッテナムは、ついに耐え切れずに先制点を奪われる。32分、右サイドバックのウォーカー=ピータースからのフィードに絶妙なタイミングで抜け出したイングスがボックス右で右足アウトを使った巧みなファーストタッチからすかさず右足を振り抜き、ゴール左下隅の完璧なコースに流し込んだ。

その後もサウサンプトンに攻守両面で圧倒される低調なアウェイチームだったが、1点ビハインドで折り返し目前の前半終了間際に個の力でゴールをこじ開ける。前半アディショナルタイム2分、ハーフウェイライン付近で見事なボールキープを見せたエンドンベレから左サイドでフリーのケインへ斜めのパスが通る。ここでケインがすかさず中央をスプリントするソン・フンミンへワンタッチのラストパス。これはやや右サイドに流れるもボックス右で回収した韓国代表FWがニアを消しにきたGKの逆を突くファーポストへのシュートを決め切り、この試合最初のシュートを同点ゴールに結び付けた。

迎えた後半、最後に大きな仕事を果たしたエンドンベレを下げてロ・チェルソをハーフタイム明けに投入すると、この交代がいきなりハマる。立ち上がりの47分、ロ・チェルソからの縦パスを収めたケインがすかさず背後のスペースを狙うソン・フンミンにラストパスを通すと、相手DFを振り切った韓国代表FWが左足のシュートを流し込み、トッテナムが後半最初のシュートをいきなり逆転ゴールに結びつける。

その後は前半同様にオープンな攻防が続くが、ハーフタイムの修正、ロ・チェルソの投入で相手の守備網をかいくぐれるようになったアウェイチームは、ここから世界最高峰のストライカー2人が圧巻の働きを見せる。

まずは64分、ダビンソン・サンチェスからの縦パスをハーフウェイライン付近で収めたケインが絶妙なスルーパスを中央のスペースで送ると、左サイドから斜めのランニングで抜け出したソン・フンミンがGKとの一対一を制してプレミアで初のハットトリックを達成。さらに、73分にはロ・チェルソからの縦パスを受けて右サイドに流れたケインからのクロスに反応した背番号7が冷静にシュートを流し込み、ケインの4つのお膳立てをすべてゴールに変えてみせた。

その後、82分にはラメラのシュートのこぼれ球をケインが冷静にタップインし、試合を決定付ける5点目とした。そして、今季初ゴールに4アシストと全ゴールに絡む活躍を見せたエースをベンチに下げたアウェイチームは、ハンドで与えたPKをイングスに決められたものの、敵地で5-2の大勝。

前半の不出来からは想像だにできない見事な逆転勝利で待望の今季リーグ戦初勝利を手にした。