プレミアリーグの観客動員が見送られたようだ。イギリス『BBC』が報じている。

新型コロナウイルスの影響で無観客開催が続いているプレミアリーグ。イギリスのボリス・ジョンソン首相は今月上旬、10月以降のスポーツイベントで観客動員の一部許可を前向きに検討する旨を明らかにしていた。

徐々にコロナウイルスの感染拡大も収まっていた中で、フットボール面では8月29日に行われたブライトンとチェルシーの親善試合で2500人のファンがアメックス・スタジアムへの入場が許可された。3月にプレミアリーグが中断し、無観客開催となった以降では初めて観客の前で行われた試合だった。また、今月12日には女子リーグでもおよそ1000人のファンが動員されたようだ。

しかし、ジョンソン首相は先日22日の会見で「ウイルスの蔓延が大規模なスポーツイベント開催に影響を与えることを認めなければならない」として、10月の観客動員の検討を改めた。

『BBC』によると、イギリス国内では21日の感染者は4368人、死者は11人に上り、警戒レベルは「4」に引き上げられた。これは感染リスクが「高い、または急速に上昇している」ことを示しているという。

ジョンソン首相はまた、制限が最大で今後6カ月続く可能性を明言。チャンピオンシップ(イングランド2部)やリーグ1(同3部)で予定されていた観客を部分的に動員するパイロットプログラムも中止されることになった。

プレミアリーグの最高責任者であるリチャード・マスターズ氏は今月初めに、このまま観客動員が出来なければ2020-21シーズンは7億ポンド(約934億円)の損失を計上してしまうと予想。昨シーズンに5000万ポンド(約66億6500万円)ものチケット収入が泡に消えた下位リーグのイングリッシュ・フットボールリーグ(EFL)では、今シーズンはこのままいくと2億ポンド(約267億円)の損失になると見積もられている。