プレミアリーグ第3節、リバプールvsアーセナルが日本時間28日28:00にアンフィールドでキックオフされる。開幕前のコミュニティー・シールドで相まみえた両雄が、開幕3連勝を懸けて激突する注目のビッグマッチだ。

前節、超大型補強を敢行したチェルシーを相手にFWマネの2ゴールで勝ち切ったリバプールは連覇に向けて好発進。さらに、直近のEFLカップ(カラバオカップ)3回戦では3部のリンカーン・シティが相手だったとはいえ、FW南野拓実、MFカーティス・ジョーンズの2ゴールずつの活躍に、FWジョタ、DFツィミカスがデビューを飾るなど、実り多き内容で7-2の大勝を飾った。そして、今節では開幕3連勝を懸けて好調アーセナルをホームで迎え撃つ。

一方、昇格組フルアム、ウェストハムとロンドン勢を相手に開幕2連勝を飾ったアーセナルは、ミッドウィークのEFLカップでもレスター・シティに2-0の勝利を飾り、開幕から公式戦3連勝。エースのFWオーバメヤンに加え、最前線で起用されているFWラカゼット、FWエンケティアがハイレベルのポジション争いを繰り広げ、新戦力のMFウィリアン、DFガブリエウが早速フィットするなど、アルテタ体制2年目で確かな成長を見せている。ただ、控え中心だったレスターを含め、ここまでの対戦相手はいずれも力が劣る相手だったこともあり、難攻不落の要塞アンフィールドに乗り込む、昨季王者とのビッグマッチで現在の立ち位置がより明確になるはずだ。

なお、アルテタ体制移行後のアーセナルは、PK戦の末に勝利したコミュニティー・シールドを含め、リバプールに2連勝中だが、アンフィールドでは公式戦8戦未勝利(6敗2分け)。ちなみに、最後に勝利した2012年9月のプレミアリーグの対戦(2-0)ではアルテタ監督が選手としてプレーしていた。また、両者は10月1日に行われるEFLカップ4回戦でも対戦が決定しており、わずか4日間で2試合を戦うことになる。

◆リバプール◆
【4-3-3】
リバプール予想スタメン(C)CWS Brains,LTD.
GK:アリソン
DF:アレクサンダー=アーノルド、J・ゴメス、ファン・ダイク、ロバートソン
MF:チアゴ、ファビーニョ、ワイナルドゥム
FW:サラー、フィルミノ、マネ

負傷者:DFマティプ、MFオックスレイド=チェンバレン、ヘンダーソン
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関して長期離脱中のオックスレイド=チェンバレンに加え、ヘンダーソンとマティプの欠場が確定。また、26日の練習を欠席したと言われる守護神アリソンとチアゴのコンディションが懸念されている。一方で、軽度の打撲で直近の公式戦2試合を欠場していたジョー・ゴメスが戦列に復帰する。

スタメンに関してはチェルシー戦のメンバーからヘンダーソン、ナビ・ケイタが外れ、負傷明けのJ・ゴメスの復帰、チアゴの初先発が予想される。また、ファビーニョが本職のアンカーに戻る見込みだ。

◆アーセナル◆
【3-4-3】
アーセナル予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:レノ
DF:ダビド・ルイス、ガブリエウ、ティアニー
MF:ベジェリン、ジャカ、ダニ・セバージョス、ブカヨ・サカ
FW:ウィリアン、ラカゼット、オーバメヤン

負傷者:DFチャンバース、パブロ・マリ、ムスタフィ、パパスタソプーロス、セドリック、FWマルティネッリ
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関しては直近数試合と大きな変化はない。ただ、臀部のケガで直近の公式戦2試合を欠場したティアニーが練習復帰しており、起用可能な状態にある。

スタメンに関してはティアニーの状態次第でコラシナツかホールディングが3バックの一角に入り、中盤では左ウイングバックにブカヨ・サカ、メイトランド=ナイルズのいずれが起用されるかが注目ポイントの1つだ。ウィリアン、オーバメヤンの相棒に関してはラカゼットの起用が濃厚だ。

★注目選手
◆リバプール:MFチアゴ・アルカンタラ
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リバプールの注目プレーヤーは新天地で早くも異彩を放つスペイン代表MFだ。一昨季にチャンピオンズリーグ(CL)王者、昨季にプレミアリーグ王者に輝いた世界屈指のスカッドに新たな変化、進化をもたらす存在としてドイツ人指揮官に請われてマージーサイドにやってきたチアゴ。バルセロナ、バイエルン、ラ・ロハで常に主力を担ってきたテクニック、戦術眼、パスセンスに長けた世界屈指の司令塔は、プレミアデビューとなった前節のチェルシー戦でもその能力の高さを早くも知らしめた。

数的優位というアドバンテージはあったものの、途中出場45分間においてプレミアリーグ新記録のパス成功75本を記録。加入からわずか2日後で新たな環境、新たなチームメイトという状況を考慮すれば、異次元のパフォーマンスと形容しても差し支えないはずだ。また、やや軽率な形でPKを献上したものの、フリック体制で身に着けた攻守の切り替えの速さもリバプール適応へのアドバンテージとなるはずだ。初先発が期待される今回のアーセナル戦では正確無比な繋ぎに加え、得意とする相手を食い付かせるパス、ボールキープで相手のバランスの取れた守備陣形を崩すクサビを打ち込む役割が期待される。

◆アーセナル:MFウィリアン
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アーセナルの注目プレーヤーは32歳の新司令塔だ。盟友ダビド・ルイスに続き、今夏チェルシーからアーセナルに加入したウィリアンは、早くも元ライバルチームのファンを魅了する印象的な活躍を見せている。デビュー戦となったフルアム戦では2シャドーの一角として3ゴールを演出しただけでなく、まるで何年もアルテタ監督の指導を受けていたかのように、求められる多岐に渡る戦術的なタスクをほぼ完璧にこなす適応能力の高さを改めて示した。

豊富な運動量、戦術眼を武器に相手守備のギャップでボールを引き出す動きに加え、局面を変えるサイドチェンジや高精度のラストパスは、現スカッドに欠けていた部分でイメージを共有できそうなダニ・セバージョスらとの連係が深まれば、中盤と前線を繋ぐリンクマンとしてより存在感が高まるはずだ。後方からのビルドアップに対して強いプレッシャーをかけてくるであろうリバプールとの対戦では、より低い位置でボールを引き出してビルドアップをサポートしつつ、相手の背後を狙うオーバメヤンらに正確なパスを供給したい。