サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。

この企画『Beautiful Free Kicks』(美しいフリーキック)では、これまでに生まれたFKの数々を紹介していく。

今回は、ミランの元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチがパリ・サンジェルマン(PSG)時代に決めたフリーキックだ。


行く先々でゴールを積み重ねてきたイブラヒモビッチ。38歳になってもなお衰えを知らない。イブラヒモビッチと言えば強烈なキックも武器の一つだが、2013年12月22日に行われたリーグ・アン第19節のリール戦では、破壊力満点のFKも決めている。

スコアレスで迎えた36分、PSGはバイタルエリア右でFKを獲得する。キッカーのイブラヒモビッチは味方FWのルーカス・モウラが空けたコースを狙うが、わずかに逸れたシュートは相手の壁にぶつかってしまう。

しかし、イブラヒモビッチが振り切ったシュートは少し軌道を変えたままゴールへと一直線に向かい、相手GKも反応できない魔球となってネットを揺らした。

ややラッキーな面もあったものの、イブラヒモビッチの弾丸シュートが中途半端な壁では止められないと分かった瞬間であった。