サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。

この企画『Beautiful Free Kicks』(美しいフリーキック)では、これまでに生まれたFKの数々を紹介していく。

今回は、元ウルグアイ代表MFアルバロ・レコバ氏がインテル時代に決めたフリーキックだ。


1997年にインテルへと移籍したレコバ氏は、好調時には卓越したテクニックを武器に素晴らしいプレーを見せた。“左足の独奏者”と評され、当時のインテル会長マッシモ・モラッティの寵愛を受けたレコバ氏だが、2002年3月24日に行われたセリエA第28節のローマ戦では、完璧な直接FKを沈めている。

レコバのゴールなどで、2-1とリードして迎えた71分、インテルはバイタルエリア右でFKを獲得する。キッカーのレコバが左足を振り抜くと、カーブ回転がかかったシュートは大きく変化し、ゴール右上隅のここしかないというコースに吸い込まれるように入っていった。

あまりの好不調の波の激しさで、中々シーズンを通して活躍することがなかったレコバ氏だが、乗っている時には左足一本で華やかなプレーを連発。魅了されたサポーターも多いのではないだろうか。