サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い)

サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。

今回は、ミランの元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチがパリ・サンジェルマン(PSG)時代に決めたハットトリックだ。


これまで在籍したどのクラブでもゴールを量産してきたイブラヒモビッチ。キャリア通算で763試合に出場し470ゴールを記録しているが、最もゴールを決めているのがサンテチェンヌ戦だ。

イブラヒモビッチはこれまでサンテチェンヌ戦に14試合出場し17ゴールを記録。大の得意としている。2014年8月31日に行われたリーグ・アン第4節では、ハットトリックも達成している。

PSG1点リードで迎えた41分、左サイドからDFマクスウェルがクロスを上げると、中央のイブラヒモビッチが相手DFをはねのけて強烈なヘディングシュートを叩き込んだ。

さらに62分には、イブラヒモビッチが相手のバックパスをかっさらい、GKもかわして追加点を奪うと、4-0で迎えた72分にはMFマルコ・ヴェッラッティのスルーパスに抜け出したイブラヒモビッチがGKとの1対1を制し、見事ハットトリックを達成した。

イブラヒモビッチは、このシーズンのカップ戦、さらにはマンチェスター・ユナイテッド時代にもサンテチェンヌ相手にハットトリックを達成しており、通算14回の対戦で17ゴールと、サンテチェンヌ・キラーと言っても過言ではない。