サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。

この企画『Beautiful Free Kicks』(美しいフリーキック)では、これまでに生まれたFKの数々を紹介していく。

今回は、元ブラジル代表FWのロナウジーニョ氏がパリ・サンジェルマン(PSG)時代に決めたフリーキックだ。


2001年にPSGに移籍して欧州での物語をスタートさせたロナウジーニョ氏。監督との確執があったものの、フランスでも存分にその能力を発揮していた。

バルセロナ時代の2006-07シーズンには直接FKを6本沈めるなど、プレースキックも得意とするロナウジーニョ氏だが、2002年1月30日に行われたリーグ・アン第23節のロリアン戦では、素晴らしい精度のFKを決めている。

序盤からPSGが試合を優勢に進め、2-0で迎えた40分、ボックス左手前でFKのチャンスを獲得する。キッカーのロナウジーニョが大きく手を振りながら助走し、右足を振り抜くと、見事な弧を描いたシュートが壁を越え、GKがギリギリ届かないゴール左隅へと吸い込まれた。

PSGで結果を残したロナウジーニョ氏は、このシーズンオフの日韓ワールドカップにブラジル代表の一員として参加。準々決勝のイングランド戦で決めたFKは今も伝説となっている。