アルゼンチン代表の指揮を執るリオネル・スカローニ監督は、同国代表FWリオネル・メッシのバルセロナ残留を好意的に受け止めている。『ESPN』が伝えている。

これまでバルセロナ一筋のキャリアを歩んできたメッシだが、昨シーズンの12年ぶりの無冠、ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長を中心とするクラブ首脳との確執などにより、今夏に退団希望を公言。しかし、最終的にはバルセロナが求めた7億ユーロ(約872億円)という法外な契約解除金という足かせ、クラブへの愛情によって今シーズンの残留を決断した。

そのメッシの去就に関してスカローニ監督は代表チームを預かる立場として、エースが新天地で新たな環境に適応するリスクを取るよりも、慣れ親しんだバルセロナでプレー継続を選んだことに満足感を示している。

アルゼンチン代表の指揮官が、8日にホームで開催されるカタール・ワールドカップ(W杯)南米予選初戦のエクアドル代表戦を前にした公式会見の場でメッシとのやり取りを明かしている。

「全てが解決したときにレオと話し、彼が落ち着いていることを確認できた」

「彼がここに到着してから、我々は長時間にわたって話をすることができた。彼はここにいることを喜んでいるし、今は自分のクラブでもうまくいっている」

「我々が遠方から望んでいたのは、すべての問題が解決され、彼がプレーしてコンディションを整えてくれることだった。彼はすぐにプレーできたし、クラブのこともよく知っているので、我々にとって彼が残ったことはポジティブなことだ。しかし、決断という部分では、我々は関与しないし、プレーヤーの領域には踏み込まない」

また、2022年のカタールW杯本大会の開催時に35歳となるメッシの年齢を考えれば、今大会が同選手にとって最後のW杯となる。スカローニ監督はあくまでチームとして本大会に出場し、トロフィーを掲げることを大前提としながらも、エースのラストダンスという観点は大きなモチベーションになると考えているようだ。

「我々はこの国のためにワールドカップに出場したいと思っているが、それ以外にも幾つかのモチベーションを持っている。レオをそこでプレーさせるというのもそのひとつだ」

「しかし、それは我々が常に議論していることではなく、我々は常に目の前の1つのゲームに集中している」