明治安田生命J1リーグ第21節の1試合が味の素スタジアムで行われ、アウェイのガンバ大阪がFC東京に1-0で勝利した。

川崎フロンターレとのルヴァンカップ準決勝を制してファイナル進出を決めた2位FC東京は今季2度目のリーグ戦3連勝がかかる今節だが、渡辺と永井が欠場。アダイウトンやレアンドロ、ディエゴ・オリヴェイラの強力アタッカー陣を先発から起用して、上位対決に迎えた。対するG大阪は6連勝がかかる一番だが、19年間未勝利のジンクスがつきまとう敵地での一戦に。真価が問われる一戦に向け、宇佐美、アデミウソン、パトリックを今季初めてスタートから送り出して、鬼門攻略を目指した。

両者ともに中2日での一戦は雨が降りしきる影響でボールが止まりやすいピッチコンディションのなかでスタート。劣悪なピッチ条件で互いに狙って攻撃の形を作り出しづらい状況が続くが、ロングボールを用いてセカンドボールの回収率を高めたG大阪がやや序盤のペースを掴む。ただ、FC東京も18分に敵陣右サイドで獲得したFKのチャンスから三田のクロスにジョアン・オマリがヘッドで合わせてG大阪のゴールマウスを強襲。セカンドボールを拾う場面も増やして、徐々に盛り返す展開となる。

そうした戦況が続くなか、41分にスコアを動く。敵陣左サイドで獲得したFKこそシュートシーンに繋がらなかったG大阪だが、ボックス手前の敵陣右サイド寄りでセカンドボールに反応した井手口が右足ダイレクトでゴール前にクロスを上げなおすと、ファーサイドのアデミウソンがヘッドで合わせたボールが三田の腕に当たり、先制機となるPKのチャンス。キッカーに名乗りを上げたアデミウソンが右足シュートを落ち着いてゴール右に決め切り、アウェイのG大阪が先手を奪ってみせる。

追うFC東京は後半の開始早々から宇佐美に決定機を許したが、GK林の好守で凌ぐと、アダイウトン、レアンドロ、ディエゴ・オリヴェイラが絡む攻撃を転じた47分にアルトゥール・シルバがフィニッシュ。その2分後にもバイタルエリア右から森重が右足の際どいミドルシュートでG大阪のゴールマウスに襲いかかったが、いずれも相手の守備網に阻まれ、追いつけない。すると、その後も前がかったFC東京は63分、中村拓海と田川亨介を投入。続く75分に高萩の交代カードも切り、攻勢ムードを強める。

ゼロリスクの戦いを徹底してリードした展開で終盤を迎えたG大阪も75分に宇佐美とアデミウソンを下げ、小野瀬と渡邉を送り込み、テコ入れを図るが、78分にFC東京がバイタルエリア左の位置でFKのチャンスを獲得。今季3本の直接FKを成功させるレアンドロがキッカーを務めたが、ゴール右に外して、このチャンスも同点ゴールに結び付けられない。続く83分にはディエゴ・オリヴェイラを下げて矢島輝一を送り出して、より前に圧力をかけていくが、G大阪もタイトな守りを際立たせる。

後半アディショナルタイムにもバイタルエリア左の位置でFKのチャンスを獲得したFC東京だったが、再びキッカーに名乗りを上げたレアンドロの右足シュートは惜しくもゴール左に外れると、右サイドからのクロスに反応した矢島の鋭い反転からの左足フィニッシュもGK東口の正面。逃げ切ったG大阪が2001年以来の味の素スタジアム攻略を成し遂げ、2018年以来の6連勝で上位をさらに追走した。

FC東京 0-1 ガンバ大阪
【G大阪】
アデミウソン(前41[PK])