ラ・リーガ第6節、ビジャレアルとバレンシアによるバレンシア自治州ダービーがエスタディオ・デ・ラ・セラミカで行われ、ホームのビジャレアルが2-1で勝利した。なお、ビジャレアルMF久保建英は64分から出場し、92分に2枚目の警告によって退場となった。

今夏、主将のパレホ、コクランが移籍したことで、因縁強まる今回の自治州ダービー。その中で前節のアトレティコ・マドリー戦で5試合連続途中出場となった久保は、エースFWジェラール・モレノの負傷による不在もあり、初先発が期待されたが引き続きベンチスタートとなった。

注目のダービーは開始早々に動く。ボックス手前右でボールを持ったチュクウェゼからの対角の浮き球パスに反応した左サイドバックのペドラサがDFガブリエウに倒されてPKを獲得。これをバレンシアの元エースであるパコ・アルカセルが冷静に流し込んだ。

幸先良く先制に成功したホームチームはボールの主導権を握り、[4-4-2]のブロックを敷くアウェイチームに対して、パレホ、イボーラを中心に小気味よくボールを動かし、9分にはそのパレホがミドルシュートで古巣のゴールを脅かす。
その後もビハインドのバレンシアが慎重な戦い方を選択したこともあり、ビジャレアルがストレスなく押し気味に試合を進めていく。

ただ、時間の経過と共にフィニッシュの回数が減り始めると、バレンシアが圧巻のゴラッソで追いつく。37分、左CKのショートコーナーからボックス手前左でパスを受けたゴンサロ・ゲデスがそのまま中に切り込み、パレホの股間を抜く強烈な右足の弾丸ミドルシュートをゴール左隅に突き刺した。

ビジャレアルペースも1-1のイーブンで折り返した試合はより拮抗した展開に。互いに序盤から相手ゴールに迫っていくが、最後のところで精度を欠く。そういった中、ビジャレアルベンチは64分、トリゲロス、チュクウェゼに代えて久保と古巣初対戦のコクランをピッチに送り込む。

すると、この交代が勝ち越しゴールに繋がる。69分、左サイド深くに侵攻したモイ・ゴメスからボックス手前左でマイナスのパスを受けた久保が、ヴァスと交錯しながら後方スペースにヒールで落とす。これを拾ったパレホが強烈な右足のミドルシュートを放つと、クロスバーの内側を叩いたボールが古巣のネットを揺らした。

久保のお膳立てからバレンシアの元主将パレホにゴールが生まれ、ビジャレアルはその後も優勢に試合を運んでいく。一方、バレンシアは3枚替えを含む、積極的な選手交代で再び同点を目指す。

試合終盤にかけてはバレンシアの攻勢が続く中、ビジャレアルにアクシデント。92分、すでに1枚カードをもらっていた久保がボール奪取を狙ってスライディングを敢行した際に、遅れて入ってきたソレールの太ももを軽くスパイクしてしまい、2枚目のカードが掲示され、痛恨の退場となった。

それでも、残り時間を10人で守り切ったビジャレアルが元エース、元主将のゴールでバレンシアを破り、2試合ぶりの白星を手にした。

史上初!?無観客での開催となる“伝統の一戦クラシコ”
「バルセロナvsレアル・マドリード」WOWOWで生中継!
>詳しくはこちら