2020-21シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)グループステージが10月20日に開幕する。グループBは大会最多13度の優勝を誇るレアル・マドリーが大本命となるが、残り1枠を巡るインテル、シャフタール、ボルシアMGの3チームによる争いはし烈なものとなりそうだ。

◆編集部予想
◎本命:レアル・マドリー
○対抗:インテル
△連下:シャフタール
☆大穴:ボルシアMG

◆スロースタートも総合力で頭一つ抜ける〜レアル・マドリー〜
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確実に勝ち点3を計算できるチームは1つもない実力拮抗の4チームが揃ったが、首位通過の大本命は最多優勝を誇るスペインの雄だ。昨季、ラ・リーガで宿敵バルセロナから覇権奪還を果たしたマドリーだが、CLではラウンド16でマンチェスター・シティに連敗で敗れ、同大会で圧倒的な勝負強さを発揮してきたジダン監督の下で初めての敗退となった。

今シーズンに向けてはコロナ禍の財政的な問題もあり、主力クラスの補強はゼロに終わり、新戦力と言えるのはレンタルバックのMFウーデゴール、DFオドリオソラのみとなっている。そのため、FWヴィニシウスやFWロドリゴの成長、加入2年目のMFアザール、FWヨビッチらの覚醒を促す継続路線のシーズンインとなったが、ここまでのリーグ戦では3勝1敗1分けとスロースタートを強いられている。

パフォーマンスは決して低調と言えるものではないが、攻撃面を中心に勝負強さやバイタリティを欠く場面も散見されている。これがシーズン序盤に起こりがちなコンディション的な問題なのか、はたまたマンネリなのか、よりモチベーションが高まるCLの舞台でハッキリするはずだ。とはいえ、実績、選手層を含め総合力では頭一つ抜け出ており、問題なく勝ち抜けを果たすはずだ。

◆戦力十分もコンテの欧州戦の弱さは懸念材料〜インテル〜
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マドリーの対抗は昨季セリエA2位チームのインテルだ。シーズン終了後にはクラブ幹部との衝突により、退任の噂が浮上したコンテ監督だが紆余曲折を経て続投が決定。また、今シーズンに向けてはFWラウタロ・マルティネスの残留に加え、DFアクラフ・ハキミ、DFコラロフ、DFダルミアン、MFビダルと指揮官好みのキャラクターを持つ新戦力の補強にも成功し、より穴のないスカッドの構築に成功した。

ただ、優勝候補として迎えた国内リーグでは持ち味の堅守が鳴りを潜めており、直近2試合ではラツィオとドロー、ミランとのダービーで今季初黒星を喫するなど厳しい船出となっている。単純な戦力値、昨季ヨーロッパリーグ(EL)の準決勝でシャフタール相手に5-0の勝利を収めていることを考えれば、突破の可能性は高いと思われるが、そのELで準優勝に終わるなど、コンテ監督のヨーロッパでの弱さは払拭できておらず、その点が懸念材料だ。

◆ホームとアウェイの戦い分けが重要に〜シャフタール〜
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ウクライナリーグ4連覇にヨーロッパでの豊富な経験を考慮して3番手の評価。昨シーズンのCLではマンチェスター・シティやアタランタ相手に善戦し、ELでもベスト4進出を果たすなど、その実力は確かだ。今シーズンは就任2年目のルイス・カストロ監督の下、主力に大きなメンバー変更もなく継続路線を突き進み、国内リーグでも3勝3分けの無敗スタートを飾っている。

昨シーズンのCLグループステージではホームでの戦績が振るわなかったものの、伝統的にホームゲームで圧倒的な戦績を誇っているため、今大会でグループステージを突破するためにはそのホームで勝ち点3を狙う戦いを見せつつ、昨季のようにアウェイでもきっちり勝ち点を持ち帰りたい。

◆経験面で劣るもハマれば突破の可能性十分〜ボルシアMG〜
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2016-17シーズン以来の参戦となるため、評価は一番低いが、インテルとシャフタールとの間に大きな差はない。ザルツブルクで評価を高めたマルコ・ローゼ監督の下、昨季のブンデスリーガを4位フィニッシュしたドイツ屈指の名門は攻守両面でハードワークやアグレッシブさが印象的。

タレントの質では前述の3チームに劣るが、猛烈なプレス、縦に速い攻撃と自分たちの形がうまく出れば、バイエルンやドルトムントを苦しめるなど、強豪相手にも十分戦えるはずだ。攻守両面で要となるMFザカリアをケガで欠く序盤戦をしぶとく戦いながら、後半戦に勝負を懸けたい。

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