かつてミドルズブラやフルアムで活躍し、チェルシーにも所属していたマーク・シュウォーツァー氏は、現在のチェルシーで2番目に優れているGKは元チェコ代表GKペトル・チェフだと考えているようだ。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。

チェルシーは2018年8月に7100万ポンド(現レートで約96億5800万円)で獲得したスペイン代表GKケパ・アリサバラガが不振を極め、控えのアルゼンチン代表GKウィルフレッド・カバジェロも安定感に欠けるなど、GKに不安を抱えていた。

こうした事情もあってか、チェルシーはプレミアリーグのメンバーリストに、かつてチームの絶対的な守護神として活躍し、現在はクラブのテクニカル・ディレクターを務めているチェフを登録。2019年に引退した38歳の同選手に現役復帰の可能性が持ち上がったことは、驚きを与えていた。

幸い、今夏の移籍市場で獲得したセネガル代表GKエドゥアール・メンディが安定したパフォーマンスを見せ、ようやく守護神問題が落ち着いたチェルシー。そんな中、シュウォーツァー氏はオーストラリア『Optus Sports』で、メンディがやってくるまでチームのベストGKはチェフだったと主張している。

「私の考えでは、彼(チェフ)はチェルシーのキーパーの誰よりも優れていた。ただし、これはメンディがクラブにやってくる前の話だけどね。単純に(チェフは)チェルシーのキーパーたちよりもトレーニングでのパフォーマンスが良かった。彼は自分がとても良い感触だと言っていたよ」

また、シュウォーツァー氏が語るところによれば、チェフ本人も現在の調子の良さから、引退を決める決断は時期尚早だったと感じているようだ。

「(チェフは)オフを取った後にこれほど良いフィーリングになると知っていたら、半年オフを取るだけで、引退はしなかったかもと言っていた」

「彼は実際、自分の体調は万全であり、まだまだプレミアリーグでプレーする十分な強さを備えていると信じているようだ。キャリアの終盤より、今の方がもっと遠くへボールを蹴れるようになっているよ」

「彼は足首やふくらはぎのケガが原因でキックに支障をきたしていた。ただ、今は全く問題ないんじゃないかな。今までと同じようにボールを蹴っているからね」

チェフは2004年夏にチェルシーに移籍してから、11年の在籍期間でプレミアリーグ(4回)、FAカップ(4回)、チャンピオンズリーグ(1回)、ヨーロッパリーグ(1回)のタイトル獲得に貢献している。シュウォーツァー氏の言う通りもしも状態が良好なのであれば、チェルシーにとってこんなに頼もしい“新戦力”はいないはずだ。