サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い)

サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。

今回は、クラブ・ブルージュに所属するU-21オランダ代表FWノア・ラングがアヤックス時代に決めたハットトリックだ。


これまで数多くの若手選手を輩出してきたオランダの名門・アヤックス。24日には19歳のブルキナファソ代表FWラシナ・トラオレが5ゴール3アシストの活躍を見せ、一躍その名を世界に知らしめた。

現在はクラブ・ブルージュでプレーするラングもアヤックスの下部組織で育った逸材も一人だ。アヤックス時代の2019年12月1日に行われたエールディビジ第15節のトゥベンテ戦でファーストチーム初先発を飾ると、いきなりハットトリックを達成している。

FW中村敬斗が先制ゴールを決めるなど、トゥベンテが2点を先行する試合展開となったが、32分にボックス左からのクロスをラングが詰めて1点を返すと、51分にはボックス右からのクロスの流れを右足で沈め同点に追いつく。

その後、アヤックスが逆転に成功すると、70分には相手のミスからハットトリックとなる3点目を記録。チームも5-2で逆転勝利を飾った。

初先発でいきなりハットトリックを達成するのは、1959年にヘンク・フルート氏が記録して以来、2人目の記録となった。この先はオランダ代表としての活躍の可能性も秘めているラング。新たなダイヤモンドになるかもしれない。