プレミアリーグ第7節、リバプールvsウェストハムが10月31日にアンフィールドで行われ、ホームのリバプールが2-1で勝利した。なお、リバプールFW南野拓実はベンチ入りも出場機会はなかった。

前節、シェフィールド・ユナイテッド戦をフィルミノの今季初ゴールなどで競り勝ったリバプールは、直近のチャンピオンズリーグ(CL)でもミッティランを2-0の快勝で下し公式戦3連勝。だが、そのミッティラン戦ではファン・ダイク、マティプに続きセンターバック起用が続いていたファビーニョが負傷。これを受けて、今回のウェストハム戦ではジョー・ゴメスの相棒にプレミアデビューとなる23歳の長身DFフィリップスを起用した。

急造のセンターバックコンビのパフォーマンスに注目が集まった中、戦前の不安がいきなり露呈する立ち上がりとなる。

10分、ウェストハムはバイタルエリアで完全に浮いていたボーエンに縦パスが入り、そこからフォルナルスを経由したボールが左サイドに攻め上がってきたマスアクに渡る。ここでマスアクが余裕を持って上げたクロスに対してDFゴメスのヘディングのクリアが短くなると、ボックス中央で拾ったフォルナルスが左足でシュート。これが左ポストの内側を叩いてゴールネットに吸い込まれた。

前節に続きホームで早い時間帯に先制を許したリバプールはすぐさま反撃に転じる。しかし、[5-4-1]の分厚い守備ブロックを形成する相手に対して、高さや強さという明確な優位性を生み出せず、なかなかフィニッシュまで持ち込めない。25分にはボックス内に抜け出したマネが潰れ、混戦からサラーがマイナスに落としたボールをヘンダーソンが右足でダイレクトシュート。だが、このファーストシュートは惜しくも枠の右に外れた。

その後も相手の堅い守備に手を焼くリバプールだったが、ワンチャンスを生かしてスコアをタイに戻す。42分、ボックス内でカーティス・ジョーンズからの浮き球のパスを収めたサラーがDFマスアクに後ろから足を蹴られてPKを獲得。これをサラー自ら中央に蹴り込み、前半のうちに追いついた。

後半に入って攻撃のギアを上げたいリバプールは、立ち上がりにC・ジョーンズ、サラーと立て続けにフィニッシュまで持ち込むが、前半同様に流れの中ではなかなか決定機まで持ち込めない。逆に相手に引っくり返されて自陣深くまで持ち込まれる場面も目立つ。

何とか流れを変えたいリバプールベンチは70分、フィルミノとC・ジョーンズを下げてジョタと今季リーグ戦初出場となるシャキリを同時投入。サラーを最前線に置く[4-2-3-1]の布陣でゴールをこじ開けにかかる。

この交代で攻撃が活性化されたホームチームは77分にジョタが鋭い縦への突破を見せ、マネのシュートのこぼれ球を冷静に流し込んでゴールネットを揺らす。しかし、VARによるレビューの結果、直前のプレーでマネのGKに対するアフターチャージとの判定が下され、一転してノーゴールの判定となった。

それでも、昨季リーグ王者はここから持ち味の勝負強さを発揮する。85分、マネの身体を張ったボールキープから波状攻撃を仕掛けると、ペナルティアーク付近でボールを持ったシャキリが相手DFの股間を抜く絶妙なスルーパスをゴール前に供給。これに完璧なタイミングで抜け出したジョタが冷静にGKとの一対一を制し、今度こそ正真正銘の逆転ゴールを決めた。

その後、注目の新戦力ベンラーマを投入したハマーズのパワープレーをきっちり撥ね返し続けたリバプールが、ジョタのリーグ2試合連続となる逆転ゴールの活躍により、リーグ2連勝を飾った。