プレミアリーグ第8節、マンチェスター・シティvsリバプールが日本時間8日25:30にエティハド・スタジアムでキックオフされる。一昨季までの2連覇王者と、昨季圧倒的な強さを示したディフェンディングチャンピオンによる、今季初顔合わせだ。

1試合未消化ながらここまで10位に甘んじているシティだが、直近の公式戦3試合では3戦連続完封勝利と、昨季から課題となっていた守備の改善が顕著だ。また、長らくストライカー不在が続いた中、本職ウイングのフェラン・トーレスのセンターフォワード起用が徐々に機能し、直近のチャンピオンズリーグ(CL)・オリンピアコス戦(3-0の勝利)ではFWガブリエウ・ジェズスが戦列復帰。早速ゴールを挙げる活躍をみせ、チームは上り調子だ。そういった良い流れの中で臨む昨季王者との直接対決では混戦模様のリーグを勝ち抜く上で勝ち点3奪取が求められるところだ。

対する首位のリバプールはアストン・ビラ戦での今季初黒星(2-7)、DFファン・ダイクを失うことになったエバートンとのダービー(2-2)を乗り越え、目下公式戦5連勝と、本来のパフォーマンスを取り戻しつつある。シェフィールド・ユナイテッド、ウェストハムをアンフィールドに迎えた直近のリーグ2試合では、いずれも途中出場のFWジョタの逆転ゴールによって2-1の辛勝となった。それでも、直近のアタランタ戦ではそのジョタのハットトリックを含め、マネ、サラーの3トップ揃い踏みの5-0の圧勝でシティ同様に調子を上げてきている。

昨シーズンの2度の対戦は1勝1敗のイーブン。アンフィールドでの初戦はリバプールが3-1で勝利したが、リーグ優勝決定後に行われた直近のエティハドでの試合はシティが4-0の大勝でリベンジを果たしている。なお、エティハドでの直近のリーグ10試合の戦績は7勝1敗2分けとホームチームが圧倒的な数字を残している。

◆マンチェスター・シティ◆
【4-3-3】
マンチェスター・シティ予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:エデルソン
DF:ウォーカー、ルベン・ジアス、ラポルテ、カンセロ
MF:デ・ブライネ、ロドリ、ベルナルド・シウバ
FW:フェラン・トーレス、ガブリエウ・ジェズス、スターリング

負傷者:DFメンディ、MFフェルナンジーニョ、FWアグエロ
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関しては引き続きメンディ、フェルナンジーニョ、アグエロの3人が欠場となる。

システムに関しては[4-3-3]の継続を予想するが、先日のアーセナル戦で見せたように、対リバプール用のオプションを準備している可能性は十分にありそうだ。

スタメンに関しては前節のシェフィールド・ユナイテッド戦のメンバーをベースに、マフレズに代わってジェズスが復帰し、3トップも右からフェラン・トーレス、ジェズス、スターリングと通常の並びを予想する。

◆リバプール◆
【4-3-3】
リバプール予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:アリソン
DF:アレクサンダー=アーノルド、マティプ、ジョー・ゴメス、ロバートソン
MF:ナビ・ケイタ、ヘンダーソン、ワイナルドゥム
FW:サラー、フィルミノ、マネ

負傷者:DFファン・ダイク、MFチアゴ、ファビーニョ、オックスレイド=チェンバレン
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関してはマティプに戦列復帰の可能性があるが、ファン・ダイク、チアゴ、ファビーニョとセンターラインの主力数名が引き続き欠場となる。

システムに関しては絶好調のジョタをスタートから起用する[4-2-3-1]の攻撃的なプランも考えられるが、シティ相手のアウェイゲームということもあり、3セントラルMFを配した[4-3-3]を予想する。

スタメンに関しては前述のジョタと、ジョー・ゴメスの相棒にマティプ、フィリップス、リース・ウィリアムズのいずれかが起用される以外に大きな変化はなさそうだ。

★注目選手
◆マンチェスター・シティ:FWフェラン・トーレス
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シティの注目プレーヤーはストライカーとしての才能を発揮し始めた進境著しい20歳FWだ。バイエルンへ旅立ったレロイ・サネの後釜としてバレンシアから加入した快速ウイングは、ここまで右ウイングを主戦場としてきたが、ここ最近ではストライカー不在のチーム事情や戦術理解度の習熟により、左ウイングやセンターフォワードとしてもプレー。ここまで公式戦9試合4ゴール2アシストと上々の数字を残している。

バレンシア時代には爆発的な加速力、ドリブルテクニックを武器にバーティカル、推進力といった側面を強調したプレースタイルだったが、智将グアルディオラ監督の下でオフ・ザ・ボールの質、アタッキングサードでのプレーオプションを増やしている。そして、かつてスターリングが歩んできた万能型アタッカーへの道を辿ることが期待される。今回のリバプール戦ではジェズスの復帰に伴い、再びウイングでのプレーが想定されるが、センターフォワードでのプレーを経て会得した新たな感覚を武器に待望のリーグ初ゴールを決めたい。

◆リバプール:FWジオゴ・ジョタ
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リバプールの注目プレーヤーは飛ぶ鳥を落とす勢いのポルトガル人アタッカーだ。今夏、ウォルバーハンプトンから加入したジョタは当初、南野拓実やオリジらと共にプレミア屈指のアタッキングユニットであるサラー、フィルミノ、マネのバックアッパーと見られていた。しかし、ここまで途中出場を中心に公式戦10試合7ゴールを挙げる圧巻の決定力をみせ、得点力不足が指摘されるフィルミノに代わって、3トップの一角に推す声が日増しに高まっている。

キャリアを通じて左ウイングを主戦場に突破力とチャンスメークに長けたアタッカーとの印象が強かったが、昨シーズンあたりから2トップの一角としてのプレーが増えると、ストライカーとしての得点感覚、動き出しを身に着けてフィニッシャーとして覚醒中だ。そして、リバプールでも71分に1ゴールと驚異的な決定力を発揮しており、直近の公式戦4試合連続で決勝点を挙げるエース級の仕事を果たしている。今回のシティ戦でクロップ監督が先発起用に踏み切るかは微妙なところだが、今や“ビッグ3”を食うほどの存在感を示す23歳は必ずやビッグマッチの主役の一人になるはずだ。