サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い)

サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。

今回は、マンチェスター・ユナイテッドのウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニがナポリ時代に決めたハットトリックだ。


ウルグアイでのデビュー経て、パレルモで頭角を現したカバーニは、ナポリで大ブレイク。得点を量産し、リーグ屈指のストライカーに登り詰めた。

ゴール前での決定力に加え、ハードワークを厭わない献身性を見せるカバーニだが、2013年5月5日に行われたセリエA第35節、インテル戦では強みを活かしてハットトリックを記録している。

まずは開始早々の3分、スルーパスに抜け出したカバーニが相手からのプレスをものともせずに近距離から強烈なシュートを叩き込み、先制。試合の主導権を握る。

その後同点に追いつかれて迎えた33分、PKのチャンスを得るとこれをしっかりとゴール左に沈め、勝ち越しの2点目を決める。

そして迎えた78分、カウンターからナポリがチャンスを作ると、カバーニがセンターサークル内でボールを持つ。ドリブルでボールを運ぶと、左サイドへ走るFWゴラン・パンデフにパスを出し、自分はそのままボックス内へ。リターンパスをファーポストで受けると、最後までスプリントを続け、滑り込みながらボールをゴールに流し込み、強豪インテル相手にハットトリックを記録した。

試合は全得点を挙げたカバーニの働きもあり、ナポリが3-1でインテルを破っている。