サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い)

サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。

今回は、トッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインが決めたハットトリックだ。


スパーズの下部組織出身のケインは、下部リーグへのレンタルを経て2014年にファーストチームに定着すると、以降はエースとして得点を量産。公式戦301試合で201ゴールという驚異的なスピードでゴールを決めている。

豊富な得点パターンと圧倒的な決定力から一度ハマると誰も止められないケインだが、2015年10月25日に行われたプレミアリーグ第10節のボーンマス戦では、ハットトリックの大活躍で勝利に貢献している。

開始早々にボーンマスに先制を許し、0-1とスパーズビハインドの9分、自らが獲得したPKを流し込み、同点弾を決める。

続いて3-1と逆転に成功して迎えた56分、左サイドからのMFクリスティアン・エリクセンのアーリークロスにケインが反応すると、ゴール前で相手DFに競り勝ち2点目を挙げる。

最後は63分、右CKからDFトビー・アルデルヴァイレルトがヘディングシュートを放つと、GKがセーブしたクリアボールがゴール前のケインの目の前に転がり、これもしっかりとゴールに流し込み、3点目となった。

試合は運も味方に付けたケインのハットトリックなど、大量5点を奪ったトッテナムが5-1で勝利している。