フランクフルトがアーセナルに所属する元ドイツ代表DFシュコドラン・ムスタフィ(28)を来夏にフリーで獲得することを検討しているようだ。ドイツ『Sport1』が伝えている。

ムスタフィは2016年にバレンシアから加入して以降、アーセナルで公式戦150試合近くに出場。しかし、昨シーズンから徐々に出場機会を失うと、今シーズンここまではケガの影響もあり、公式戦4試合の出場に留まっている。

近年、アーセナルは最終ラインの負傷者に悩まされており、ミケル・アルテタ監督の構想内にいる同選手が今冬に退団する可能性は低いと思われるが、今シーズン終了までとなっている契約を延長することはないようだ。

そういった中、ムスタフィの父親で代理人を務めるクジム・ムスタフィ氏は、ドイツ『Sport1』で息子の去就に関して、「シュコドランは夏にフリーエージェントになる。すべてのことが想像できる」と、すべての可能性を考慮していると語っている。

そのムスタフィに関しては妻がスイスに住んでいることもあり、より移動がし易いイタリア復帰の可能性が取り沙汰されている。

ただ、『Sport1』は同選手が生まれ故郷であるヘッセン州バート・ヘルスフェルトに戻ることを希望していると主張。そして、同地にあるフランクフルトが有力な新天地候補だと伝えている。

フランクフルトでは元日本代表MF長谷部誠(36)の契約が今シーズン終了までとなっていることに加え、アルゼンチン人DFダビド・アブラアム(34)が来年1月の現役引退を表明しており、来シーズンに向けて最終ラインの補強が必要となっている。

そして、4バックでも3バックでもプレー可能なムスタフィを両者の後釜候補に考えているようだ。ただ、獲得に向けたネックはアーセナルで年俸550万ユーロ(約6億8000万円)を受け取っているとされるサラリーの問題。

フランクフルトではチーム最高給がドイツ代表GKケビン・トラップの年俸500万ユーロ(約6億2000万円)と言われており、コロナ禍における大幅な減収もあり、ムスタフィがある程度の減俸を受け入れる必要があるようだ。

なお、これまでサンプドリア、バレンシア、アーセナル(エバートン)と3か国でプレーしてきたムスタフィだが、母国ドイツではハンブルガーSVのユースチームでプレーしたのみでブンデスリーガでのプレー経験はない。

そのため、前述のクジム氏は以前に母国メディアのインタビューで、「息子はドイツでプレーしたことがない。それは選択肢の一つになるかもしれない。そうなれば、彼はトップ4リーグでプレーすることになるからね」と、ムスタフィのドイツ帰還の可能性について語っている。