サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い)

サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。

今回は、パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールがバルセロナ時代に決めたハットトリックだ。


ブラジルの名門サントスでブレイクを果たしたネイマールは、多くの欧州ビッグクラブからの興味を集め、2013年夏にバルセロナに加入。エースの1人として活躍を見せた。

FWリオネル・メッシやFWルイス・スアレスとともに強力なスリートップを形成し、得点を量産したネイマールだが、2014年9月27日に行われたラ・リーガ第6節のグラナダ戦では、バルセロナ加入以来初のハットトリックを決めている。

この試合で2ゴールを記録したメッシがクラブと代表通算で400ゴールを突破した記念すべき一戦となったが、スポットライトを奪ったのはネイマールだった。

まずは0-0で迎えた26分、相手の最終ラインでのパスミスをボックス前でかっさらうと、そのままボックス内に侵入し、シュート。相手DFに当たってコースが変わったシュートはゴールに吸い込まれ、先制ゴールを挙げた。

続いて2-0とリードを広げて迎えた45分、メッシのスルーパスに抜け出したFWムニル・エル・ハダディがゴールを狙うも、飛び出してきたGKがクリアする。しかし、そのこぼれ球をネイマールが落ち着いて決め、3点目を奪った。

最後は4-0の66分、MFチャビ・エルナンデスのスルーパスをボックス左のスペースで受けたメッシが中央へ折り返すと、このパスをネイマールがゴール左に流し込み、ハットトリックを決めた。

試合はさらに1点を加えたバルセロナが6-0で大勝。ネイマールのハットトリックは、自身のバルセロナでの初ハットトリックであったとともに、2001年にFWリバウド以来、13年ぶりのブラジル人選手によるハットトリックとなった。