インターナショナルマッチウィーク前に行われた第9節ではバルセロナとアトレティコ・マドリーが格下相手に快勝を収めた一方、レアル・マドリーがバレンシア相手に1-4の大敗を喫する波乱が起きていた。

2020年最後のインターナショナルマッチウィークを終えて、年末年始に向けては国内リーグとヨーロッパの戦いが続くことになる。今節ではFIFAウイルスと新型コロナウイルスが懸念される中、アトレティコvsバルセロナ、ビジャレアルvsマドリーと注目の2つのビッグマッチが組まれている。

2試合消化が多い首位のレアル・ソシエダと勝ち点3差で3位に位置するアトレティコは、20チーム中唯一開幕から無敗を継続。さらに、直近のカディス戦では大物食いの昇格組相手に4-0の快勝を収め、目下リーグ4連勝中だ。その勢いのままバルセロナを迎え撃つ今節では、古巣初対戦となるFWルイス・スアレスに大きな注目が集まったが、ウルグアイ代表合流中にコロナウイルス陽性判定が出た影響で欠場が決定している。ただ、スアレスの相棒であるFWフェリックスやMFマルコス・ジョレンテなど好調な選手は多く、持ち味の堅守と共に相手が不得手とするカウンターアタックによって大量ゴールを狙いたい。

一方、バルセロナはベティス相手の前節をFWメッシのドブレーテを含むマニータの大勝で飾り、ラ・リーガ5戦ぶりの白星を手にした。しかし、インターナショナルマッチウィークでは絶好調のFWアンス・ファティの長期離脱、MFブスケッツの負傷離脱と数人の負傷者が出ており、ワールドカップ南米予選帰りのFWメッシら一部主力のコンディションを含め、不安を抱える中でワンダ・メトロポリターノに乗り込むことになりそうだ。

また、直近5戦負けなしで2位に位置するビジャレアルは、勝ち点2差で4位のマドリーとの上位対決に挑む。前節はタフなヘタフェを相手にFWパコ・アルカセルと、FWジェラール・モレノの2トップがきっちり仕事を果たして3-1の快勝。その中で2戦連続途中出場が続くMF久保建英はやや存在感を欠いている状況だ。日本代表として臨んだ2試合でも目立った活躍は見せられず、保有元であるマドリーとの一戦では引き続きベンチスタートが濃厚か。エメリ監督は格上相手に堅い試合運びを見せる可能性が高く、久保の出場はビハインドの状況に限られるが、来季以降のレンタルバックに向けてアピールしたい。

開幕から安定感を欠くマドリーは、先日のインテル戦で今季チャンピオンズリーグ(CL)での初白星を手にしたが、前節のバレンシア戦ではいずれも最終ラインの4人が絡んだ、3つのPKとオウンゴールによって4失点を喫する惨敗に。また、代表戦ではDFセルヒオ・ラモス、DFヴァランを含め数選手に離脱の可能性が伝えられている。そのため、代役を担う選手たちの奮起を含め、総力戦での勝ち点3奪取が求められることになりそうだ。

金曜開催で今節の初陣を飾るFW岡崎慎司を擁する最下位のウエスカは、13位のオサスナ相手に待望の今季初勝利を狙う。その中で直近4試合を欠場していた岡崎はようやくケガも癒えて、この一戦での復帰が見込まれる。いきなりフルスロットルでのプレーは難しいと思われるが、エースストライカーとしてチームを勝利に導くプリメーラ初ゴールを期待したい。

前節、そのウエスカとドローに終わった16位のエイバルは10位のヘタフェと対戦する。ウエスカ戦では2試合ぶりのフル出場を飾った乾は相変わらずコンディションの良好さが窺えるだけに、そろそろ目に見える結果を残したい。一方、加入直後以降はなかなかアピールのチャンスがないFW武藤嘉紀は、すでに現地紙で厳しい評価が下されるなど、ここが正念場。乾同様に出場機会を得た場合、結果にこだわりたい。

その他では6勝1敗2分けで首位を走るソシエダと、前節アトレティコ相手にプリメーラの洗礼を受けた6位カディスの上位対決。前節連敗をストップして仕切り直しのセビージャと、今季ラ・リーガ初の監督交代に踏み切り、コウデット新監督を招へいしたセルタの直接対決も要注目だ。

《ラ・リーガ第10節》
11/20(金)
《29:00》
オサスナ vs ウエスカ

11/21(土)
《22:00》
レバンテ vs エルチェ
《24:15》
ビジャレアル vs レアル・マドリー
《26:30》
セビージャ vs セルタ
《29:00》
アトレティコ・マドリー vs バルセロナ

11/22(日)
《22:00》
エイバル vs ヘタフェ
《24:15》
カディス vs レアル・ソシエダ
《26:30》
グラナダ vs バジャドリー
《29:00》
アラベス vs バレンシア

11/23(月)
《29:00》
アスレティック・ビルバオ vs ベティス