サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い)

サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。

今回は、バルセロナのウルグアイ代表FWルイス・スアレスが決めたハットトリックだ。


2014年夏にリバプールからバルセロナに加入したスアレスは、貴重な得点源としてゴールを量産。FWリオネル・メッシと共に相手守備陣を翻弄した。

抜群の得点センスと優れたテクニックで華麗なプレーを見せてきたスアレスだが、2016年1月17日に行われたラ・リーガ第20節のアスレティック・ビルバオ戦では、見事なハットトリックを決めている。

開始4分で相手GKが1発レッドカードで退場となったこの試合。10人の相手に対して、バルセロナが一方的に攻め、2-0で迎えた47分、ネイマールの絶妙スルーパスにオフサイドラインぎりぎりで抜け出したスアレスが、GKとの1vs1を冷静に流し込み、3点目を決める。

続いて4-0とリードを広げて迎えた69分、右サイドのMFアルダ・トゥランのふわりとしたクロスをボックス内で受けたスアレスは、走りながらの胸トラップで見事にボールをコントロールし、至近距離からゴールを決める。

最後は82分、メッシの右サイドからのクロスに頭で合わせ、ゴールショーをハットトリックで締めくくった。

試合は、終始攻撃の手を緩めなかったバルセロナがそのまま6-0で勝利している。