明治安田生命J1リーグ第28節、浦和レッズvsガンバ大阪が22日に埼玉スタジアム2002で行われ、1-2でアウェイのG大阪が勝利した。

6戦無敗だった中で14日の横浜F・マリノス戦でまさかの6失点大敗を喫した浦和は、18日に行われたヴィッセル神戸戦は終盤のマルティノスのゴールを守り切り完封勝利。ここ8試合で5勝目を挙げた。対するG大阪は、直近14日のベガルタ仙台戦は0-4で完敗。最下位相手に屈辱的な黒星を喫することとなった。

G大阪の敗戦で、今節にも首位の川崎フロンターレが自力優勝する可能性があったが、21日に行われた大分トリニータ戦を落とし、5試合を残しての最速優勝はこの一戦に委ねられることに。2位のG大阪が引き分け以下なら、自動的に川崎Fの優勝が確定する。

上位進出を諦めない浦和、来季のAFCチャンピオンズリーグ出場権や今季の天皇杯参加を狙うG大阪、そして川崎Fと様々な思惑が交錯した試合は、立ち上がりは中盤での睨み合いが続く静かな入りとなる。

その中でホームの浦和は味方のスルーパスで興梠が裏抜けを図るが、キム・ヨングォンのスライディングタックルを受け転倒。主審の笛は鳴らなかった。一方、G大阪は24分に小野瀬が負傷交代。福田が代わりに投入された。

先に決定機を迎えたのは浦和。27分にピッチ中央の細かいパス回しで抜け出した長澤が前に走る興梠にスルーパス。ボックス左に侵入した興梠は、DFを振り切って左足のシュートにつなげたが、GK東口に阻まれた。29分には、ボックス外左の汰木のクロスに橋岡が飛び込んだが、惜しくも頭に合わせられなかった。

立て続けに肝を冷やしたG大阪はCKからチャンスを演出。32分の左CKの場面では山本が最後にシュートを放ったが、GK西川の正面に。40分に再び左CKを獲得すると、宇佐美が右足で上げたクロスに対し、ニアで興梠が頭に当てたボールが右ポストを直撃。あわやオウンゴールというシーンに。

ゴールレスで迎えた後半、浦和は立ち上がりの47分にボックス手前の長澤の強烈なミドルシュートがクロスバーを直撃。56分には、カウンターの流れからレオナルドがボックス手前から丁寧にコースを狙ったシュートが左ポストをかすめるなど、前半に続いて得点の匂いを漂わせる。

すると迎えた62分、右CKのチャンスでマルティノスはクロスを上げずに大きく後方へパス。敵陣中央右寄りの位置で受けた山中が左足でゴール前にクロスを送ると、ボックス左のトーマス・デンが頭で丁寧に折り返し、最後は槙野が押し込み先制に成功した。

これで川崎Fの優勝が大きく近づいた中、G大阪は失点から4分後の66分に左サイドの藤春のクロスから福田がシュート。これは相手DFに跳ね返されるが、こぼれ球を拾った宇佐美が流し込んで、瞬く間に同点に追いついた。

その後、G大阪は藤春を下げて川崎、浦和は興梠とレオナルドを下げて杉本と武藤を投入してテコ入れを図る。川崎が早速シュートシーンを迎えたG大阪は、さらに一度に3枚替えに打って出ると、その直後の81分、山本の左CKを高尾が頭で合わせて逆転に成功した。高尾はこれがJ1初ゴールとなる。

負けられない浦和も85分にエヴェルトンと武富を投入し、先に途中出場していた武藤と杉本も含めてパワープレーを仕掛ける。すると後半アディショナルタイム、後方からのロングボールを上手く収めた杉本がボックス中央へ侵入。ゴール右下に流し込みにかかったが、GK東口に止められた。

結局、試合は1-2でアウェイのG大阪がモノにし、川崎Fの優勝を阻止。そして、25日に行われる第29節では等々力陸上競技場で川崎Fとの直接対決が控えている。

浦和レッズ 1-2 ガンバ大阪
【浦和】
槙野智章(後17)
【G大阪】
宇佐美貴史(後21)
高尾瑠(後36)