明治安田生命J2リーグ第36節の11試合が25日に各地で行われた。

鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアムでは、首位の徳島ヴォルティスと18位のFC町田ゼルビアが対戦。ボールを保持してプレッシャーを掛けてくる徳島に、町田は前半終了間際に吉尾が2枚目のイエローを受けて退場。残りの半分を10人で戦うことに。

数的有利で引き続き優勢に試合を運ぶ徳島が54分に先制する。左サイドの小西のFKを、岸本が難しい体勢ながらも頭で叩きつけて今季初ゴールを奪う。さらにその5分後、右CKのクリアボールを西谷がボックス右手前から弾丸シュート。これがゴール左へ突き刺さり2点目をマークする。

町田は82分に平戸のミドルシュートで徳島ゴールに迫ったが、GK上福元の好守に阻まれた。逆に後半アディショナルタイムには途中出場の河田のゴールで徳島に追加点。結局、3-0でホームの徳島が勝利を収めて首位をキープした。

味の素フィールド西が丘で行われた東京ヴェルディvsアビスパ福岡は、1-1のドローに終わった。今季初の4連勝を目指す7位の東京V(勝ち点51)と、前節の引き分けにより3位のV・ファーレン長崎(勝ち点66)との勝ち点差が「3」に縮まった2位の福岡(勝ち点69)による重要な一戦。

立ち上がりから互いに攻め合うオープンな状況が続くが、10分を過ぎた辺りから相手のプレッシャーを上回るパススピードとポジション取りの優位性により、ホームの東京Vがペースを掴む。

19分には中盤での藤田のボール奪取からカウンターに転じてボックス左で福村が上げた浮き球のクロスをファーに飛び込んだセンターバックの高橋が頭で合わすが、これはGKセランテスの好守に遭う。さらに、21分にはボックス手前右でパスを受けた若狭が左足のミドルシュートを放つが、これは左ポストを叩いた。

なかなかプレスが嵌らず、守勢が続く福岡だが、飲水タイム明けとなった25分過ぎからプレッシャーのスピードを上げて徐々に相手のボール回しに圧力がかかるようになる。さらに、セカンドボールを拾って押し込む形を作り出したが、シンプルなサイドからのクロス、ボックス内でのコンビプレーは相手守備に撥ね返されて先制点を奪うまでには至らず。

0-0のイーブンで折り返した試合は後半も立ち上がりはオープンな展開に。50分には中盤でのボールの奪い合いを制した福岡に最初の決定機。山岸のスルーパスに抜け出した遠野が左に持ち出してGKマテウスをかわすが、ボックス左で放った左足のシュートは腰を捻り切れず、左のサイドネットを叩く。

その後はややホームチームの流れの中で均衡が破れる。66分、投入されたばかりの佐藤が右に流れて浮き球の縦パスを供給。これに完璧なタイミングで抜け出した小池がボックス右からマイナスの折り返し。ニアで端戸が引っ張って空いた後方に走り込んだ山下の右足シュートが決まる。

しかし、すぐさま反撃に転じた福岡は失点からわずか1分後に左サイドを崩してボックス左ライン際の山岸が折り返すと、DF福村のクリアがゴール前の味方DFに当たる形でネットが揺れた。

拮抗した展開から打って変わってわずか1分間で2ゴールが生まれるオープンな展開となった試合は、球際でバチバチとやり合う白熱の攻防が続く。互いに選手交代を使ってプレー強度を落とさず。とりわけ、福岡は前線からの猛烈なプレスで一気にペースを掴みにかかる。

その後、後半アディショナルタイムまでどちらに転んでもおかしくない好勝負が繰り広げられたが、互いに身体を張った守備を前に2点目を奪うまでには至らず。東京Vは今季初の4連勝を、福岡は2戦ぶりの白星を逃がす痛み分けの結果となり、首位に4ポイントのリードを許した。

また、3位のV・ファーレン長崎は、17位の松本山雅FCを相手に41分にボックス中央手前からの玉田のシュートで先制。しかし、試合終了間際に与えたFKから塚川にヘディングシュートで土壇場ゴールを奪われて1-1のドロー。2位の福岡が足踏みした中でチャンスを活かせなかった。

◆明治安田生命J2リーグ第36節
11/25(水)
東京ヴェルディ 1-1 アビスパ福岡
モンテディオ山形 4-0 ツエーゲン金沢
水戸ホーリーホック 2-2 ギラヴァンツ北九州
ザスパクサツ群馬 1-2 大宮アルディージャ
アルビレックス新潟 0-3 愛媛FC
京都サンガF.C. 1-1 ヴァンフォーレ甲府
ファジアーノ岡山 2-3 栃木SC
レノファ山口FC 1-2 ジェフユナイテッド千葉
徳島ヴォルティス 3-0 FC町田ゼルビア
V・ファーレン長崎 1-1 松本山雅FC
ジュビロ磐田 3-0 FC琉球