ラ・リーガ第12節、アトレティコ・マドリーvsバジャドリーが5日にワンダ・メトロポリターノで行われ、ホームのアトレティコが2-0で勝利した。

現在、2位のアトレティコ(勝ち点23)は前節、バレンシア相手にウノセロでのらしい勝利を飾り、6連勝を達成。今節では18位に沈むバジャドリー相手に7連勝を目指した。

直近のチャンピオンズリーグ(CL)のバイエルン戦を1-1のドローに終えたことにより、グループステージ突破を最終節に持ち越すことになっており、ザルツブルクとの直接対決を控える中、今節では幾つかのポジションでターンオーバーを採用。負傷のヒメネス、カラスコに加え、コケ、マルコス・ジョレンテ、フェリックスを温存し、コロナウイルスから回復したスアレスやビトロ、レマル、エレーラ、フェリペが起用された。

攻撃時にスアレスを最前線に置きレマルとコレアが2シャドーに入る[3-4-2-1]の布陣で臨んだアトレティコは、序盤からボールの主導権を握る。開始4分にはコレアのシュートをGKが弾くと、これを奪ったスアレスがドリブルでかわしにかかるが、ボールがゴールラインを割ってしまう。

その後も相手陣内で大半の時間を過ごすアトレティコだが、フェリックスやコレアらの不在が響き、引いた相手に対してなかなか効果的にボールを動かすことができない。最前線のスアレスも駆け引きを繰り返すものの、コンディションの問題か、個で打開するシーンはほとんどない。

一方、完全にカウンター狙いの相手に対して幾度か自陣への侵入を許したが、ここまでわずか2失点の守備陣が簡単にボックス内への侵入を許さず、相手の攻撃を可能性の低いミドルシュートに留めた。

互いに決定機が少ないクローズな前半を経て試合は後半に突入。早い時間帯にゴールをこじ開けたいアトレティコはビトロに代えてジョレンテをハーフタイム明けに投入した。

この交代によって後ろを4バックに代えて、より前がかった形にして攻勢を強めると、56分にゴールをこじ開ける。相手陣内中央でボールを受けたジョレンテの斜めのスルーパスに抜け出したトリッピアーが絶妙なグラウンダーのクロスを供給。中央のスアレスは合わせられなかったものの、ファーに詰めていたレマルが角度のないところから左足で流し込んだ。

レマルの2019年4月のエイバル戦以来となる値千金のゴールによって先手を奪ったアトレティコは、ゴール直前に準備させていたフェリックスとコケをコレア、サウールに代えて投入。ここから完全に試合の主導権を握った。

そして、72分にはGKオブラクからのロングボールをハーフウェイライン付近で競り勝ったトリッピアーがスペースに流すと、これに抜け出したジョレンテがそのままボックス内まで運んでGKとの一対一を制した。

ダメ押しの2点目を奪ったことで、ここから完全に逃げ切り態勢に入ったアトレティコは一矢報いろうと、積極的にゴールを目指すアウェイチームの攻撃を難なく撥ね返し続け、このまま試合をクローズ。

ターンオーバーを敢行した中、危なげなく勝ち切ったアトレティコはリーグ7連勝を飾り暫定首位に浮上。来週に控えるザルツブルク戦、マドリーとのダービーに向けて実りある勝利を手にした。