プレミアリーグ第15節、レスター・シティvsマンチェスター・ユナイテッドが26日にキング・パワー・スタジアムで行われ、2-2のドローに終わった。
 
前節、トッテナムとの上位対決を2-0で制して2位に浮上したレスター(勝ち点27)は、その一戦を同じ11人で難敵とのホームゲームに臨んだ。
 
一方、1試合未消化ながら直近6勝1分けの好フォームで3位に浮上したユナイテッド(勝ち点26)は、直近のEFLカップでもエバートンを劇的な形で破って好調を維持。その一戦からはマグワイア、バイリー、ブルーノ・フェルナンデスを除く先発8人を入れ替えてラッシュフォードやフレッジ、マクトミネイらが先発に復帰した。また、負傷のワン=ビサカに代わってリンデロフが右サイドバックで起用された。
 
ボクシング・デーのランチタイムキックオフ開催となった注目の上位対決は互いに[4-2-3-1]の布陣でスタート。その中で開始2分にはボックス手前左でボールを受けたB・フェルナンデスからの絶妙なクロスに反応したラッシュフォードがゴール前で完全にフリーとなるが、ヘディングシュートを枠に飛ばせず、絶好の先制機会を逸した。
 
緩い入りから肝を冷やしたレスターだが、このプレーをキッカケに気を引き締め直すと前からの連動した守備で相手をけん制しリズムを掴み始める。8分にはバックパスを受けたGKデ・ヘアにヴァーディがプレッシャーをかけてオルブライトンがパスカットするが、ここはバーンズへの折り返しをDFにブロックされる。
 
以降は前線からの強度の高い守備、安定したボールポゼッションを見せたホームチームが試合の主導権を握ったが、ユナイテッドがワンチャンスを生かして先行する。
 
23分、相手陣内右サイド深くで得たスローインの流れからマルシャル、ダニエル・ジェームズと繋ぎカットインしたジェームズがゴール前にグラウンダーのパスを供給。これをB・フェルナンデスがスライディングでわずかにコースを変えてボックス左へ流すと、うまくDFと入れ替わったラッシュフォードがこの試合2度目の絶好機を今度は冷静にゴール右隅へ流し込んだ。
 
ホームで先制を許したレスターはここから攻勢を強めると31分に追いつく。相手陣内ボックス手前でB・フェルナンデスを囲んでボールを奪い切ると、マディソンの横パスを受けたバーンズが左足を一閃。鋭いシュートがゴール左隅を射抜いた。
 
上位対決に相応しい拮抗した展開の中、前半終盤にかけても見ごたえのある攻防から勝ち越しゴールに迫る両チーム。ユナイテッドは37分、相手陣内左サイドで得たFKの場面でキッカーのショーがゴール前に入れたクロスをB・フェルナンデスが頭で合わすが、これはわずかに枠の右。直後の39分にはレスターの狙いを持ったボール回しからボックス手前で仕掛けたオルブライトンにシュートチャンスも、ここは味方のヴァーディに当たってしまい、GKデ・ヘアを脅かすまでには至らず。
 
互いに選手交代なしで迎えた後半は固い入りとなるが、思わぬ形からレスターにチャンスが訪れる。53分、フレッジの浮き球のバックパスが味方に指示を出していたバイリーの腕に当たってボックス手前の好位置でFKを獲得。これをキッカーのマディソンが直接狙うが、これは壁にブロックされた。
 
後半に入って守勢に回るユナイテッドは54分、ダニエル・ジェームズを下げてポグバを投入。ラッシュフォードを右ウイング、ポグバを左ウイングに配置。守備時は[4-2-3-1]の形を継続も、攻撃時はより流動的にポジションチェンジを繰り返して相手のプレッシャーを良い形でいなし始める。
 
すると60分、マクトミネイの高い位置でのボール奪取からフレッジのスルーパスに抜け出したラッシュフォードがボックス内でGKと一対一の決定機を迎えるが、右足のシュートはややコースが甘くGKシュマイケルのファインセーブに遭う。直後の61分にもラッシュフォードのスルーパスに完璧に抜け出したマルシャルがゴールネットを揺らすが、ここはオフサイドの判定でゴールは認められない。
 
その後、リンデロフが足を痛めてトゥアンゼベを緊急投入するアクシデントに見舞われたユナイテッドだが、一度掴んだ流れを放さず。以降も攻勢を続ける中、75分にはマルシャルに代えてカバーニを最後の交代カードとしてピッチに送り込む。すると、この交代策が勝ち越しゴールをもたらす。
 
79分、ハーフウェイラインを越えた右サイドでボールを持ったバイリーが最前線から中盤に下りてきたカバーニの足元へ縦パスを付けると、鋭いターンで前を向いたカバーニが右足アウトで押し出す丁寧なスルーパスを出すと、これに抜け出したB・フェルナンデスがGKシュマイケルの脇を抜くシュートをゴール左隅へ流し込んだ。
 
再びリードを許すことになったレスターは81分、オルブライトンに代えてアジョセ・ペレスを最初のカードとして切ると、ユナイテッド同様にこの交代策がゴールをもたらす。85分、ジャスティンとのパス交換でボックス右のスペースでボールを受け直したアジョセ・ペレスが正確なグラウンダーのクロスをゴール前に入れると、巧みなマイナスの動きで一瞬フリーとなったヴァーディが右足ワンタッチで合わせたシュートがDFトゥアンゼベにディフレクトしゴール左隅に吸い込まれた。
 
互いに選手交代でスコアを動かし、2-2のイーブンとなった試合は最後まで両チームが3点目を奪いに行ったが、試合はこのままタイムアップ。注目の上位対決は痛み分けの結果に終わり、レスターは今季初のドロー、ユナイテッドは昨季から続いたアウェイ連勝が10試合でストップした。