ブラジルのサントスが、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが樹立した記録に物申した。

メッシは22日に行われたラ・リーガ第15節のレアル・バジャドリー戦で、バルセロナでの公式戦通算644ゴール目を記録。元ブラジル代表FWペレ氏がサントス時代に記録した同一クラブでの最多ゴールを記録を更新したことが大きく報じられた。


現代サッカーの最高峰の2人とされるメッシとポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドだが、C・ロナウドはマンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリー、そして現在所属するユベントスと移籍を繰り返し1クラブでのゴール数では、バルセロナ一筋のメッシには及ばない。

偉大な記録樹立と見られたメッシだが、ペレ氏が所属していたサントスがこの記録に待ったをかけた。

サントスは、メッシの同一クラブでの最多ゴール記録について、記録更新を否定。ペレ氏は1091ゴールを記録していると声明を発表した。

サントスの主張は、公式戦とフレンドリーマッチを分けて考えることへの異論だ。ペレはフレンドリーマッチを含めて1091ゴールを記録しており、それは事実であると主張。メッシの記録が一番だとする報道には納得がいかないと主張している。

「ここ数日間、ペレがサントスで記録したゴール数について、マスコミやソーシャルメディアで多くのことが語られてきた。一部の統計学者によれば、アルゼンチンのリオネル・メッシ(バルセロナ)が、同じクラブで最も多くのゴールを決めた選手となり、フレンドリーマッチを除いて、バルセロナで644ゴールに到達した」

「ペレはすでにメッシを祝福していた。『我々のようなストーリーは、同じクラブを長い間愛していた事になるが、残念ながらサッカー界ではますます珍しいものになるだろう』とSNSに書いていた。しかし、マスコミの一部は、全ての記録の中で最も偉大なものである歴史的な偉業を無視して報道している。ペレは、サントスで1091ゴールを決めている」

「専門メディアによると、ペレは643ゴールを公式戦で記録し、親善試合などで448ゴールを記録したことは価値がないかのように忘れ去られた」

「失格とみなされる448ゴールは、当時のトップクラブは代表チームを相手にしたものだ。クラブ・アメリカ(メキシコ)、コロコロ(チリ)にはそれぞれ9ゴールを決めている。1960年代のヨーロッパのトップクラブの1つであるインテルも、8ゴールを決められ苦しんだ」

「そのリストは膨大であり、リーベル・プレート、ボカ・ジュニアーズ、ラシンクラブ、ウニベルシダ・デ・チレ、レアル・マドリー、ユベントス、ラツィオ、ナポリ、ベンフィカ、アンデルレヒトなどビッグクラブが含まれている。メッシが所属するバルセロナも、4試合で4ゴールを記録したペレの犠牲になっている」

「一部のアナリストの主張では、親善試合で得点された448ゴールの多くは、小さなクラブや地域チームなど、弱い相手に決めたとしている。それでも、試合は公式のユニフォームを着用し、試合の公式ルール、スコアシートで行われた」

「クラブは、世界のサッカーの主催者であるFIFA(国際サッカー連盟)によって課された規則の1つである、地域および国の連盟の承認を得てのみ、フレンドチーマッチが行えることを覚えておく必要がある」

「対戦相手の弱さなどの主観的な属性を考慮に入れることは、統計データを編集するのに理想的ではない。数値は絶対です。エイバルに対するゴールは、バレンシアに対して記録されたゴールと統計的に同じだ。トランスバール(1910年から1994年まであった南アフリカの州)でのゴールは、サンティアゴ・ベルナベウでレアル・マドリー相手に決めたゴールと同じ価値がある。“公式”のゴールを分けるのは、最近のことであり、ヨーロッパのクラブやアスリートの全ての出版物は、全てフレンドリーマッチを統計にカウントしている」

サントスの言い分はわからなくもないだろう。となれば、メッシがフレンドリーマッチで何ゴールを記録しているのかを調べるしかないはず。フレンドリーマッチそのものにメッシが出場する機会は極めて稀なため、その点ではペレ氏を超えていることはなさそうだ。