サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い)

サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。

今回は、トッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインが決めたハットトリックだ。


スパーズの下部組織出身のケインは、下部リーグへのレンタルを経て2014年にファーストチームに定着すると、以降はエースとして得点を量産。公式戦309試合で208ゴールという驚異的なスピードでゴールを決めている。

豊富な得点パターンと圧倒的な決定力から一度ハマると誰にも止められないケインだが、2017年1月24日に行われたプレミアリーグ第21節のWBA戦では、鮮やかなハットトリックを記録している。

まずは0-0の12分、MFクリスティアン・エリクセンからのパスをボックス内でフリーで受けたケインがゴール左上にシュートを沈め、先制点を挙げる。

さらに相手のオウンゴールから2-0とリードを広げて迎えた77分、右サイド深部で相手からボールを奪ったDFカイル・ウォーカーが低めのクロスを上げる。このボールにボックス内でケインが見事なハーフボレーを合わせ、2点目を決める。

最後は、直後の82分、MFデレ・アリとの息の合ったパス交換からゴール前で浮き球のパスを受けたケインがボレーシュートをゴール左に決め、鮮やかなハットトリックを決めてみせた。

試合は、大量3ゴールを挙げたケインが4-0で勝利している。