2020年最後の第16節では首位のアトレティコ・マドリーがきっちり勝ち点3を積んで有終の美を飾った一方、レアル・マドリーとバルセロナは格下相手に痛恨のドローと不完全燃焼で1年を終えることになった。

短いクリスマス休暇を挟み年末年始をほぼぶっ続けで行われる過密日程のラ・リーガは、早くも1月2日から2021年初戦がスタート。その中でFW岡崎慎司を擁する最下位のウエスカ(勝ち点12)と、6位のバルセロナ(勝ち点25)の一戦に注目したい。

ウエスカは前節、岡崎がフル出場を果たしたものの、敵地でセルタに1-2で競り負けて2020年のラ・リーガをわずか1勝のみで終えることになった。その敗戦から中2日で臨む新年初戦はバルセロナを相手に4戦ぶりとなる今季2勝目を目指す。ここ最近の試合を通じて内容はそこまで悪くないものの、決めるべきところで決められず、耐え時で耐え切れないという下位チームにありがちな悪循環に陥っており、格上との一戦では開き直った戦いを期待したい。

一方、2020年を7勝4敗4分けの6位という期待外れの戦績で終えることになったバルセロナは、前々節のバジャドリー戦で[3-5-2]の新布陣が機能も、前節のエイバル戦ではFWブラースヴァイトのPK失敗、DFアラウホの個人的なミスが響きホームで1-1のドローに終わった。ただ、今回のウエスカ戦では出場停止明けのDFジョルディ・アルバ、負傷明けのエースFWメッシの復帰できる見込みだ。その中でクーマン監督が[3-5-2]の継続か、[4-2-3-1]への回帰か、いずれを選択するのか注目したい。

また、2021年初戦ではスペイン屈指のダービーマッチである、10位のベティス(勝ち点19)と、5位のセビージャ(勝ち点26)によるセビージャ・ダービーが開催。直近バレンシア、ビジャレアル相手に連勝を飾り、上り調子のセビージャに対して、ホームのベティスは前節にレバンテに3-4で敗れるなど、不安定な守備が足を引っ張る形で苦戦が続いている。そのため、現在の調子と守備の固さを考えれば、アウェイチーム優位と考えられるが、ホームチームの意地に期待したいところだ。

シメオネ体制500戦目となった前節のヘタフェ戦を真骨頂のウノセロで勝ち切った首位のアトレティコ(勝ち点35)は、3連勝で2020年の戦いを終えた。そして、単独首位で迎える新年初戦では13位のアラベスを相手に4連勝を目指す。ヘタフェ戦では電撃退団のDFジエゴ・コスタ、賭博問題で長期出場停止のDFトリッピアーの不在を受け、各選手の配置や役割に若干の変化を加え、試行錯誤の戦いとなった。そのため、今回のアラベスでも右サイドバックの人選やMFレマルらの起用法など、引き続き試行錯誤の戦いとなりそうだ。

一方、2020年最終戦のエルチェ戦を1-1のドローで終えてリーガでの連勝が「5」でストップした2位のマドリー(勝ち点33)は、8位のセルタ(勝ち点23)とのホームゲームで仕切り直しの新年初勝利を狙う。エルチェ戦では内容自体は悪くなかったものの、過密日程からくる切り替えの鈍さ、FWベンゼマを筆頭に試合を殺す非情さに欠けた印象もあり、その部分を改善したいところだ。

MF久保建英を擁する5位のビジャレアル(勝ち点26)と、MF乾貴士、FW武藤嘉紀を擁する16位のエイバル(勝ち点16)は、それぞれ11位のレバンテ(勝ち点18)、7位のグラナダ(勝ち点24)と対戦する。

直近3試合連続で出場機会なしが続きヘタフェなどへの移籍の可能性も報じられる久保は、チームがセビージャ戦で13試合ぶりの敗戦を喫した中、再びチャンスを与えられるか。一方、バルセロナ相手のアウェイゲームで共にカンプ・ノウのピッチに立って勝ち点1奪取に貢献したエイバルの2選手は、今季未勝利が続くホームで6戦ぶりの白星を狙う。

《ラ・リーガ第17節》
1/2(土)
《22:00》
ビジャレアル vs レバンテ
《24:15》
ベティス vs セビージャ
《26:30》
ヘタフェ vs バジャドリー
《29:00》
レアル・マドリー vs セルタ

1/3(日)
《22:00》
アスレティック・ビルバオ vs エルチェ
《24:15》
アラベス vs アトレティコ・マドリー
《26:30》
エイバル vs グラナダ
レアル・ソシエダ vs オサスナ
《29:00》
ウエスカ vs バルセロナ

1/4(月)
《29:00》
バレンシア vs カディス