サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い)

サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。

今回は、マンチェスター・シティのアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロが決めたハットトリックだ。


2011年のシティ加入以降、プレミアリーグを代表する点取り屋としてゴールを量産するアグエロ。公式戦379試合で256ゴールと驚異的なペースで得点を挙げている。

高い個人技に加え、味方との連携でも強さを見せるアグエロだが、2017年9月16日に行われたプレミアリーグ第5節のワトフォード戦では、強みを発揮した大暴れでハットトリックを記録している。

まずは0-0で迎えた27分、相手陣内左サイドでシティがFKのチャンスを得る。キッカーのMFケビン・デ・ブライネが鋭いクロスをボックス内に送ると、アグエロが頭で合わせ、先制点を挙げる。

直後の31分、左サイドをドリブル突破したFWガブリエウ・ジェズスがボックス左のMFダビド・シルバにパスを送ると、シルバがゴール左からすかさずゴール前のアグエロに横パス。アグエロがこのパスを落ち着いてゴールに流し込み、2ゴール目を挙げた。

最後は、4-0とリードを広げて迎えた81分、右サイドでボールを持ったアグエロは、スピードに乗ったドリブルでボックス内へ突破を図る。細かいタッチのドリブルで相手DFを立て続けにかわしボックス内右深部へ侵入すると、ゴール左ギリギリのコースにシュートを決め、ハットトリックを達成してみせた。

試合は、アグエロのハットトリックを含む大量6ゴールを挙げたシティが6-0と大勝を収めている。