サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い)

サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。

今回は、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが決めたハットトリックだ。


マンチェスター・ユナイテッドで大ブレイクを果たし、その後移籍したレアル・マドリー、そして現在所属するユベントスでも驚異的な速度でゴールを量産しているC・ロナウド。その活躍は代表チームでも変わらず、ヨーロッパの選手として初となる代表通算100ゴールを達成するなど、得点を量産している。

そんなC・ロナウドは、2019年6月5日に行われたUEFAネーションズリーグ準決勝のスイス戦でも、ハットトリックを決めている。

まずは0-0で迎えた25分、ボックス前やや左の位置でポルトガルがFKのチャンスを得ると、キッカーのC・ロナウドが直接シュート。無回転気味の強烈なシュートは、低い弾道からさらに強烈に落ちながらゴール右に決まり、先制ゴールとなった。

続いて1-1と同点に追いつかれて迎えた88分、ボックス内右に侵入したMFベルナルド・シウバの折り返しのパスを受けたC・ロナウドは、ダイレクトシュートを放つ。強烈なシュートは、GKのニアポストを抜き、見事な勝ち越しゴールとなった。

最後は直後の90分、カウンターからポルトガルが再びチャンスを作ると、シウバのパスに抜け出したC・ロナウドがボックス内に侵入。キレのあるシザースからの鋭いターンでDFを引きはがし、シュートチャンスを作ると、右足の強烈なシュートをゴール右に突き刺し、鮮やかなハットトリックを達成してみせた。

試合はC・ロナウドの全得点を挙げる活躍で、ポルトガルが3-1で勝利している。