鹿島アントラーズがオファーを撤回していたサントスのMFディエゴ・ピトゥカ(28)だが、移籍が正式に決まったようだ。ブラジル『グローボ』が報じた。

新シーズンに向けた補強として、鹿島はボランチを主戦場とし、左サイドでもプレーするピトゥカに対して、サントスにオファー。120万ドル(約1億2500万円)を提示したものの、サントスはオファー金額が低すぎるとして拒否。鹿島は160万ドル(約1億6600万円)に値上げして再オファーを出していた。


しかし、コパ・リベルタドーレスを勝ち上がることを想定したオーランド・ロロ社長がピトゥカ退団を避けるため、移籍の決断を下す委員会に対して鹿島のオファーを議題としないことを決定。この行為に腹を立てた鹿島がオファーを撤回する事態になっていた。

そのサントスは14日に行われたコパ・リベルタドーレスの準決勝2ndレグでボカ・ジュニアーズと対戦し3-0で勝利。ピトゥカはこの試合でゴールを記録して勝利に貢献。パウメイラスとの決勝に駒を進めていた。

ロロ社長らは昨年限りで退任することが決定しており、自身の在任中に移籍をまとめたくないという思惑が働いたと見られるが、新たに社長に就任したアンドレス・ルエダ社長が15日に会見。ピトゥカを鹿島に売却したことを発表した。

「日本のチームからのピトゥカへのオファーは、金銭の問題を抱える選手にとって非常に良いオファーだ。我々は彼らと財政状態を考えて交渉することとなった」

「彼らが支払う金額は、ピトゥカの保有権の50%に当たる。我々はピトゥカにクラブを去ってほしくなかったが、選手はキャリアでステップアップする権利を持っている。そのため、最終的にこの話は終わった」

「我々は常に戦い、コパ・リベルタドーレスが終了した後にのみ、選手をクラブから去らせることにした」

なお、160万ドルのオファーは拒否され、鹿島はさらにオファー額をあげたとのこと。その金額は非公開となっている。

コパ・リベルタドーレスの決勝は1月30日に行われ、ピトゥカはその後の合流となる見込みだ。