サッカーにおいて個の力は非常に大事な要素の一つである。しかし、チームとして選手たちがひとつになった時にこそ、素晴らしいプレーが生まれる。

『Team Goals』では、流れるような連携から生まれた美しいゴールを紹介。今回はアルコヤーノのスペイン人MFフアナン・カサノバが決めたゴールだ。


スペイン下部リーグを渡り歩いたカサノバは、2020年夏に、セグンダB(スペイン3部)に所属するアルコヤーノに入団。主力としてプレーしている。

2021年1月20日に行われたコパ・デル・レイ3回戦では、昨季のリーグ王者、レアル・マドリーと対戦することになったが、カサノバが値千金のゴールを記録している。

前半にマドリーに先制を許したアルコヤーノだったが、80分に1-1の同点に追いつき、延長戦に突入することに。すると、PK戦までもつれるかと思われた延長後半の115分、劇的なゴールが決まる。

ボックス右深部でマドリーがFKを得ると、マドリーの攻撃を必死に守ったアルコヤーノの選手がクリアボールを拾い、前線に繋げる。MFアリ・ディアキテが左サイドを駆け上がり、スペースに走り込んだDFハビ・アントンにパス。カットインしたアントンのパスをボックス内でディアキテが再び受けると、ゴール前へクロス。このパスを、ニアに走り込んだカサノバが右足で流し込んだ。

このゴールが決勝点となり、アルコヤーノはマドリーを撃破し、まさかの大金星。カップ戦の面白さ、そして恐ろしさを象徴する試合となった。