ラ・リーガ第22節、ベティスvsバルセロナが7日にベニート・ビジャマリンで行われ、アウェイのバルセロナが2-3で勝利した。
 
ラ・リーガ5連勝で一気に2位に浮上してきた好調のバルセロナ(勝ち点40)は、直近5戦無敗と好調を維持する7位のベティス(勝ち点30)と対戦。
 
前節、アスレティック・ビルバオにスーペル・コパのリベンジを果たしたバルセロナは、ミッドウィークに行われたコパ・デル・レイ準々決勝でもグラナダに2点のリードを許す厳しい展開の中、後半終了間際の連続ゴールで追いつき、延長戦の末に5-3で勝利する劇的な勝ち上がりを見せた。
 
ただ、その120分間の激闘の代償としてメッシ、デ・ヨング、ペドリという主力3選手がベンチスタートとなり、ブラースヴァイト、ピャニッチ、リキ・プッチが代役を務めた。
 
比較的静かな立ち上がりを見せたものの、バルセロナにいきなりアクシデントが発生。左足首を痛めたアラウホがプレー続行不可能となり、11分に温存していたデ・ヨングをセンターバックで投入するはめに。
 
このアクシデントで流れを失ったアウェイチームは、厳しい形でのコパ敗退からの巻き返しを図るホームチームの勢いに呑まれ始める。25分、カウンターから右サイドに流れたボルハ・イグレシアスのクロスをファーに飛び込んだフアンミに頭で合わせられるが、これは枠の左に外れる。
 
その直後の28分には左CKからバルセロナにようやく決定機が訪れる。ショートコーナーからジョルディ・アルバが入れた左足のクロスをゴール前に完璧なタイミングで入り込んだラングレが頭で合わすが、これを枠の左に外してしまう。
 
その後は五分五分の状況がしばらく続いたが、ベティスが見事なロングカウンターで先にリードを奪う。38分、自陣左サイドを持ち上がったフアンミから中央のフェキルを経由したボールが右サイドのスペースを狙うエメルソンに繋がる。ここで一気にスピードアップして対面のアルバを振り切ったエメルソンの完璧なグラウンダーのクロスをゴール前に走り込んだイグレシアスがワンタッチで流し込んだ。
 
振るわないパフォーマンスに加えて、ビハインドまで背負って試合を折り返したバルセロナはブラースヴァイトを下げてペドリをハーフタイム明けに投入。さらに、57分にはリキ・プッチとピャニッチを諦めて切り札のメッシをトリンコンと共にピッチへ送り出す。
 
すると、バルセロナの絶対的なエースで個の力で試合を引っくり返す。まずは59分、右サイドの深い位置を取ったデンベレからマイナスのパスを受けたメッシはボックス右角からニア下を射抜く強烈な左足のグラウンダーシュートを突き刺してすぐさま同点ゴールを奪う。
 
さらに、よくボールに触って攻撃のリズムを作り出すと、68分には絶妙な斜めのスルーパスでアルバとのホットラインを開通させる。ボックス左でアルバがマイナスに折り返したボールはグリーズマンがうまく合わせられないが、この当たり損ねのボールがDFビクトル・ルイスに当たってゴールネットを揺らした。
 
エースの投入で見事に試合を引っくり返したバルセロナだったが、このまま試合を終わらすことができない。73分、左サイドでのフェキルの単騎突破をブスケッツがファウルで止めてボックス左手前の危険な位置でFKを与える。すると、フェキルの正確なボールをゴール前で競り勝ったビクトル・ルイスに豪快にヘディングで合わせられ、先ほどのオウンゴールを帳消しにする値千金の同点ゴールとされた。
 
この失点でバタつくバルセロナは83分にもセットプレーから再びビクトル・ルイスに決定的なヘディングシュートを許すが、ここはGKテア・シュテーゲンの好守で凌ぐ。さらに、投入されたばかりのカナレスやロレンという実力者に手を焼く。
 
しかし、引き分け濃厚と思われた試合終盤にチームを救ったのは、メッシと同じタイミングで投入されていた21歳のポルトガル代表FW。87分、ボックス手前のメッシがゴール前に飛び出したデ・ヨングを狙った浮き球のパスを入れる。これはDFに撥ね返されるも、こぼれ球にいち早く反応したトリンコンがすかさず得意の左足を振り抜くと、強烈なシュートがクロスバーの内側を叩いてそのままネットを揺らした。
 
そして、ここまで苦しんでいたトリンコンの移籍後初ゴールで再び勝ち越したバルセロナは、今度こそリードを守り抜いた。
 
メッシのさすがの存在感にトリンコンに嬉しい初ゴールが生まれた勝負強い戦いぶりで好調ベティスを撃破し、ラ・リーガ6連勝を飾った。