コパ・デル・レイ準決勝1stレグ、セビージャvsバルセロナが10日にサンチェス・ピスフアンで行われ、ホームのセビージャが2-0で先勝した。

準々決勝でセグンダ(スペイン2部)のアルメリアに辛勝したセビージャは、先週末に行われたラ・リーガでヘタフェに3-0の快勝を収めて公式戦7連勝を達成。優勝候補筆頭チームをホームで迎え撃ったこの初戦では先発3人を変更。負傷のオカンポス、グデリとオリベル・トーレスに代えてパプ・ゴメス、フェルナンド、ラキティッチが起用された。

一方、壮絶な打ち合いとなったグラナダとの準々決勝を延長戦の末に制したバルセロナは、直近のベティス戦も3-2のスコアで競り勝って、こちらはリーガ6連勝を達成。敵地での初戦では先発5人を変更。負傷のアラウホに代えてジュニオル・フィルポを右サイドバックで起用し、ミンゲサがユムティティと共にセンターバックに入った。さらに、デ・ヨング、ペドリ、メッシが復帰した。

互いに連戦の影響もあってやや慎重な入りを見せる。それでも、徐々にボール保持率を高めたバルセロナが最初に決定機を作り出す。11分、ボックス手前左でボールを持ったグリーズマンが絶妙な浮き球のパスをゴール前のスペースに入れると、これに完璧なタイミングで抜け出したメッシが左足ワンタッチで合わす。だが、GKブヌの見事な飛び出しからのファインセーブに阻まれた。

まずは守備からの入りとなったホームチームは19分にセットプレーの流れからボックス右に抜け出したクンデが枠の左へわずかに外れる惜しいシュートを放つ。

すると、このプレーで良いフィニッシュの感覚を掴んだか、この数分後にクンデが圧巻の個人技で先制点を奪う。25分、右センターバックの位置からドリブルで持ち上がったクンデがスソに一度預けそのままボックス付近まで駆け上がってリターンパスを受け直す。そして、ブスケッツ、ユムティティを鮮やかなドリブルでかわしてボックス内に侵入し、右足のシュートをゴール左隅に突き刺した。

やや軽い守備対応から先手を奪われたバルセロナは攻撃のギアを上げて相手を押し込んでいく。だが、リーグ屈指の堅守を誇るホームチームを前になかなか決定機まで持ち込むことができない。

前半終盤にかけてはホームチームが得意の堅守速攻の形から幾度かバルセロナの守備を引っくり返して追加点に迫るシーンを作り出す。前半終了間際の46分にはボックス手前左でフリーとなったエスクデロが抑えの利いたミドルシュートを枠に飛ばすが、ここはGKテア・シュテーゲンの見事なワンハンドセーブにはじき出された。

1点リードで試合を折り返したセビージャは後半も立ち上がりの52分にエン=ネシリがボックス内に抜け出す決定機を作るなど、良い入りを見せる。

一方、後半もなかなか決定機まで持ち込めないバルセロナだったが、55分にはメッシの個での打開でボックス付近まで迫り、最後はF・デ・ヨングの落としをメッシが左足で蹴り込むが、枠の左隅を捉えたシュートはGKブヌの好守に遭う。

後半半ばから終盤にかけては完全にボールを握るバルセロナが相手陣内でのプレー時間を増やしていくが、積極的に交代カードを切って守備の強度を全く落とさないホームチームが守護神ブヌを中心にメッシらの決定機をことごとく撥ね返していく。

すると85分、前がかりなアウェイチームに対して虎視眈々と背後を狙い続けていたホームチームの狙いが追加点という形で結実する。ハーフウェイライン付近左のオリベル・トーレスの浮き球パスに反応したラキティッチが絶妙な動き出しでラインを上げようとしたユムティティと完璧に入れ替わる。そのままボックス内に持ち込んだバルセロナの元背番号4が冷静に古巣のゴールへ右足のシュートを右隅に叩き込んだ。

痛恨の2失点目を喫したバルセロナはホームでの2ndレグに望みを繋げるため何とか1点を返そうと攻勢を仕掛けたが、メッシの決定的なシュートがGKブヌの好守に阻まれ、最後までゴールをこじ開けることはできなかった。

この結果、バルセロナとの好調対決を制して公式戦8連勝を飾ったセビージャが決勝進出に王手をかける先勝となった。