チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・1stレグ、アトレティコ・マドリーvsチェルシーがルーマニアのブカレストで23日29:00にキックオフされる。新型コロナウイルスの影響でチェルシー陣営がスペインに入国できない関係から中立地での開催となる一戦だ。

ホーム扱いとなるアトレティコは、バイエルンと同居したグループAを2位通過。バイエルン戦は1分け1敗と、さすがに前回王者との対戦は苦戦を強いられたが、予想外だったのはロコモティフ・モスクワとの2連戦で引き分けたこと。この影響で2位争いは最後までもつれ込むことになり、最終節では逆転突破を目指すザルツブルクとの直接対決を制して、何とか3年連続のベスト16進出を決めた。

一方、首位快走で好調そのものだった国内リーグでも最近陰りが見え始めた。昨季からの過密日程の影響で延期されていた第2節が17日に組み込まれたことで、アトレティコはCL1週間前にレバンテと2連戦を行うことに。アウェイで行われた1試合目は相手GKの再三の好セーブで引き分けに持ち込まれると、ホームでの2試合目は2失点でまさかの敗戦。シメオネ体制ワーストの7試合連続失点を喫したほか、リーグ戦では2019年12月1日以来のホーム黒星となった。

対するチェルシーはグループステージとこの決勝トーナメントで状況はガラリと変わっている。グループステージではセビージャ、クラスノダール、レンヌが同居した比較的楽なグループEで余裕の首位通過を果たしたが、その後のリーグ戦では8試合でわずか2勝と低迷。この責任を負う形でランパード監督が解任された。

そして、後任にはパリ・サンジェルマンを決勝トーナメントに導いたトゥヘル監督が着任。1シーズンの内にCLで異なるクラブを率いる稀有な指揮官は、就任後のリーグ戦ではここまで4勝2分けで無敗を維持し、少しずつ立て直しを見せている。

両チームが対戦するのは今回で7回目。過去6試合の戦績はチェルシーが2勝3分け1敗で勝ち越しているがほぼ互角だ。欧州舞台でのアトレティコは、ホームでは29試合で一度しか負けていないが、その試合は2016-17シーズンのCLグループステージのチェルシー戦だった。

◆アトレティコ・マドリー◆
【3-4-2-1】
予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:オブラク
DF:サビッチ、フェリペ、エルモソ
MF:マルコス・ジョレンテ、コケ、サウール、カラスコ
MF:ジョアン・フェリックス、コレア
FW:スアレス
負傷者:ホセ・ヒメネス
出場停止者:トリッピアー

1月に賭博違反で国際サッカー連盟(FIFA)から10週間の出場停止処分を受けたトリッピアーは2月28日まで出場できないため、今回の1stレグも対象となる。また、直近のレバンテ戦で足を痛めたホセ・ヒメネスも今回のメンバーから外れている。

スタメンは直近のレバンテ戦をベースに、カラスコとサウールが先発に復帰すると予想。ホセ・ヒメネスの負傷は主力のサビッチがカバーするため大きな問題にはならないだろう。

◆チェルシー◆
【3-4-2-1】
予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:メンディ
DF:アスピリクエタ、ズマ、リュディガー
MF:リース・ジェームズ、ジョルジーニョ、コバチッチ、マルコス・アロンソ
MF:マウント、ヴェルナー
FW:エイブラハム
負傷者:チアゴ・シウバ
出場停止者:なし

着実に復帰に近づいていたチアゴ・シウバだが、前日にトゥヘル監督からフィットネスが戻っていないとして欠場が確認された。そのため、予想イレブンは直近のサウサンプトン戦と同じメンバーに。中盤のセンターはジョルジーニョが起用される可能性も高いが、強力な相手攻撃陣の潰し役になれるカンテの方が無難か。

★注目選手
◆アトレティコ・マドリー:MFマルコス・ジョレンテ
Getty Images
アトレティコの注目選手はシメオネ監督の下で大化けしたスペイン代表アタッカー。昨季CLのリバプール戦から攻撃的な才能を開花させたマルコス・ジョレンテは、今季は開幕からエンジン全開でリーグ戦ではここまで8ゴール7アシストをマーク。セカンドトップやトップ下での起用が多いが、トリッピアーが出場停止になって以降は右サイドでの起用も増え、今回は同ポジションでの先発を予想している。

こちらのサイドはチェルシーでは普段、ヴェルナーや同じスペイン人のマルコス・アロンソが務めているが、どちらも守備が得意な選手ではないため、上手くいけばマルコス・ジョレンテが蹂躙してしまうことも考えられる。また、セカンドトップなど、より前線で起用された場合でも、カンテやコバチッチなど小回りや運動量に長けたチェルシーの中盤に対して目には目をで対抗できる。

★注目選手
◆チェルシー:DFアスピリクエタ
Getty Images
前線の攻撃力で劣るチェルシーはアウェイ戦ということもあり、まずは守備から入ることが予想される。チアゴ・シウバという頼れるディフェンスリーダーが不在のため、キャプテンであるアスピリクエタにかかる責任はその分大きい。

監督交代でポジションを取り戻したアスピリクエタは、無敗のリーグ戦ではフル出場を継続しており、6試合で2失点の堅守を支えている。それがアトレティコ相手に通用するかどうかだが、ミラーゲームが予想される今回の一戦において、一対一に強い同選手の守備は自ずと鍵になるはずだ。

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