27日、2021明治安田生命J1リーグ開幕節の浦和レッズvsFC東京が埼玉スタジアム2002で行われ、1-1の引き分けに終わった。

新シーズンの開幕戦。緊急事態宣言下での試合となったため5000人に制限され、FC東京のサポーターは観戦できない状況で開幕を迎えた。

ホームの浦和は、徳島ヴォルティスを昨シーズンの明治安田J2優勝に導いたリカルド・ロドリゲス監督を招へい。[4-4-2]をベースに可変システムを採用している。

開幕戦の先発には、GKに西川周作、最終ラインは右からDF宇賀神友弥、DF岩波拓也、DF槙野智章、DF山中亮輔が入り、ボランチには新加入のMF伊藤敦樹とキャプテンのMF阿部勇樹、右サイドに新加入のMF明本考浩、左サイドにMF汰木康也、トップ下気味にMF小泉佳穂が入り、トップにFW杉本健勇が起用された。

対するFC東京は、昨シーズンはYBCルヴァンカップを制し、悲願のリーグ制覇に臨む。長谷川健太監督の下、昨シーズンから継続する[4-3-3]を採用。GKは波多野豪、守備ラインは右からDF中村帆高、DF渡辺剛、DF森重真人、DF小川諒也が並び、アンカーにMFアルトゥール・シルバ、インサイドハーフにMF東慶悟とMF安部柊斗を起用。3トップは右に新加入のMF渡邊凌磨、左にFWレアンドロ、中央にFWディエゴ・オリヴェイラを起用した。

昨シーズンはFC東京が2勝したカード。目まぐるしくポジションを入れ替えるリカルドイズムが表れている浦和が最初にチャンスを作る。

5分、山中のパスを受けた小泉が丁寧にスルーパス。これを受けた杉本がボックス内左から落ち着いて流し込みネットを揺らした。

幸先よく浦和が先制したかと思われたが、このゴールに対して今シーズンはJ1の全試合で導入されるVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)のチェックが入り、杉本のポジションがオフサイドだったとして得点が取り消されている。

FC東京はJ1デビューとなった右サイドの渡邊の突破からの組み立てを目指すが、なかなかゴールに迫れない。

浦和は集中した守備と、トランジションの早さでFC東京の攻撃の芽を敵陣で詰みペースを握る。FC東京はディエゴ・オリヴェイラやレアンドロを使うも、なかなか崩すまでは至らない。

30分にも浦和が決定機。岩波からの縦パスを受けた明本が森重を背負いながら体を入れ替えて抜け出すと、ボックス内でかわして折り返し。しかし、杉本はシュートをミートできず。こぼれ球を小泉が拾うがシュートは打てない。

押し込み続ける裏は38分、汰木からの浮き球のパスに対して飛び出した明本がヘッド。しかし、GK波多野が飛び出してパンチングで対応した。

浦和は前半アディショナルタイムにボックス手前、24mの位置でFKを獲得。これを山中が豪快に左足で狙うと、壁に入っていた汰木の背中に当たってディフレクト。シュートは枠に飛んだが、GK波多野がしっかりとキャッチし前半が終了する。

FC東京は後半スタートからディエゴ・オリヴェイラに代えてアダイウトンを起用する。すると後半立ち上がりの47分、浮き球のパスに抜け出した東がボックス中央でトラップ。浦和守備陣の一瞬の隙を突いたが、これはシュートまではいけない。

後半もペースを掴んだのは浦和。パスをつなぎつつ、サイドを起点にFC東京ゴールに迫る。

出足の早い守備は変わらず、細かいパスを繋いでいた前半からサイドからのクロスが増えている後半。しかし、高さのあるFC東京はしっかりと対応して得点を許さない。

それでも迎えた74分、ついに浦和が均衡を破る。右CKを獲得すると小泉のクロスをニアで明本がフリックするとボックス内で槙野がシュート。これをGK波多野がなんとか触り、東がクリア。しかし、これを阿部がダイレクトで蹴り込むと、コースが変わりネットを揺らし、浦和がついに先制する。

先制を許したFC東京は、アルトゥール・シルバと東に代えて、新加入の青木拓矢と三田啓貴を投入。浦和は攻守で良いパフォーマンスを見せていた小泉を下げ、新加入の田中達也を入れた。

そのうらは79分にもビッグチャンス。ボックス左から山中がクロスを入れると、杉本がニアでヘッド。しかし、GK波多野が左手一本でナイスセーブを見せ、追加点を許さない。

ここまでチャンスを作れていなかったFC東京だが、セットプレーから86分についに仕留める。岩波のファウルでFKを得たFC東京は、三田が精度の高いボールをボックス内に入れると、中央で森重がドンピシャヘッド。これが決まり、FC東京が同点に追いつく。

試合終盤で追いついたFC東京に対し、浦和は最後まで攻勢を強めるがゴールは奪えず。そのまま試合は終了し、1-1の引き分けに終わった。

浦和レッズ 1-1 FC東京
【浦和】
阿部勇樹(後29)
【FC東京】
森重真人(後41)