コパ・デル・レイ準決勝2ndレグ、バルセロナvsセビージャが3日にカンプ・ノウで行われ、延長戦までもつれ込んで激闘を制したバルセロナが2戦合計3-2のスコアで決勝進出を決めた。

敵地での前回対戦で0-2の完敗を喫したバルセロナだが、先週末に行われたラ・リーガではデンベレとメッシの2ゴールによって今季3度目の対戦でセビージャに初勝利。その勝利の勢いを持ち込んで臨んだ今回の2ndレグでは、その試合と全く同じスタメンを採用。負傷交代したペドリも無事スタメンに名を連ねた。

一方、ホームで先勝し大きなアドバンテージを得たセビージャだが、前述のように直近のリーグ戦での敗戦により、ラ・リーガの連勝が「6」でストップ。その影響が懸念される中で臨んだ苦手カンプ・ノウでの一戦では先発6人を変更。負傷かベンチ外となった守護神ブヌに代わってヴァツリークが起用された一方、スソとエン=ネシリに加えて負傷明けのアクーニャが復帰。同じく負傷明けのオカンポスがベンチに戻ってきた。

バルセロナが[3-5-2]を継続したのに対して、並びを合わせてくる可能性もあったセビージャは普段通りの[4-3-3]でスタート。逆転での突破に向けて3点が必要なホームチームがボールを握って押し込んでいく中、10分にはブスケッツがミドルシュートで最初の枠内シュートを放つ。

すると、直後の12分にはボックス左でDFクンデとのイーブンボールの奪い合いを制したデンベレがそのままキープして一瞬相手守備の動きが止まった隙を突いて右足を一閃。ジョルダンにディフレクトしてややコースが変わったシュートがゴール左上隅の完璧なコースに決まった。

逆転に向けて士気が高まる早い時間帯のゴールで勢いに乗るバルセロナは、以降も相手の連動性を欠くプレスをいなしながら相手を押し込み続ける。また、ボールを奪われても素早い囲い込みで相手のプレーを制限し、3バックがことごとくデュエルを制して攻撃を起点を作らせない。

以降も完全に主導権を握るホームチームは30分過ぎにペドリのミドルシュート、ボックス左で仕掛けたメッシのシュートのこぼれ球がゴールに向かうなど、決定機を幾度も作り出すが、最後のところで身体を張るセビージャを前に2点目を奪い切れずに前半を終えることになった。

後半も引き続きバルセロナが主導権を握るが、割り切って守るセビージャの守備をなかなか崩し切れない。

そういった流れの中で先に動きを見せたのはアウェイチーム。54分、足を痛めたアレイシ・ビダル、アクーニャ、ルーク・デ・ヨングを下げてヘスス・ナバス、レキク、ラキティッチを一気に投入。さらに、63分にはオリベル・トーレスに代えて負傷明けのオカンポスをピッチへ送り出した。

一方、後半に入ってなかなか決定機まで至らないバルセロナは63分、デストを下げて切り札のグリーズマンを投入。この交代で並びを[4-3-3]に変更した。すると、67分にはボックス左でデンベレの浮き球のクロスに反応したジョルディ・アルバが左足のジャンピングボレーで合わすが、これは惜しくもクロスバーを叩く。

粘り強く守りながらアウェイゴールを奪って試合を決めたいセビージャは71分、千載一遇のチャンスを得る。ボックス手前で仕掛けたオカンポスがミンゲサと入れ替わりかけてボックス内で交錯。すると、微妙な判定ながらPKを獲得する。しかし、キッカーのオカンポスが左を狙って蹴ったシュートはGKテア・シュテーゲンに完璧に読まれて痛恨の失敗となった。

守護神のビッグセーブで首の皮一枚繋がったバルセロナは、完全に専守防衛の構えを見せるアウェイチームに対してここから決死の猛攻を仕掛けていく。

試合終盤にかけてはイライクス、ジュニオル・フィルポ、トリンコン、ブラースヴァイトと次々に交代カードを切ってパワープレーを仕掛けていくと、最後の最後に劇的同点ゴールを奪う。

94分、右CKの二次攻撃から左サイドで相手のクリアボールを回収したグリーズマンが絶妙なクロスを入れると、これをゴール前で競り勝ったピケがドンピシャのヘディングシュートをゴール右隅に流し込んだ。そして、前ラウンドのグラナダ戦に続く後半ラストプレーで追いついたバルセロナが延長戦に持ち込んだ。

失点直前にフェルナンドが2枚目のカードをもらったことで、数的優位で延長戦に入ったバルセロナはすぐさま勝ち越しに成功する。延長前半5分、左サイドのアルバが上げた絶妙なクロスをゴール前に飛び込んだブラースヴァイトがダイビングヘッドで合わせ、一気に試合を引っくり返した。

これでいよいよ厳しくなったセビージャだが、アウェイゴールを奪えば一気に優位に立てることもあり、バルセロナの猛攻を凌ぎながらカウンターでワンチャンスを狙う。110分にはオカンポスがボックス内で競った際にボールがDFラングレの手に当たり、この試合2度目のPK奪取かに思われたが、ここはノーファウルの判定となった。

やや微妙な判定に救われて何とか窮地を脱したバルセロナはここから冷静に時計を進めると、延長後半のセビージャの猛攻をGKテア・シュテーゲンを中心に凌ぎ切った。

そして、1stレグの0-2から驚異的な勝負強さを発揮して逆転したバルセロナが2戦合計3-2で見事に決勝進出を決めた。

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