サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。

この企画『Beautiful Free Kicks』(美しいフリーキック)では、これまでに生まれたFKの数々を紹介していく。

今回は元メキシコ代表FWのウーゴ・サンチェス氏がレアル・マドリー時代に決めたフリーキックだ。

メキシコ史上最高のストライカーとして名高いサンチェス氏は、1985-86シーズンにアトレティコからレアル・マドリーに移籍すると、「キンタ・デル・ブイトレ(ハゲワシ部隊)」の異名を取り、リーグ5連覇を達成したチームの絶対的エースとして君臨し続けた。

4度のリーグ得点王に輝くなど、類稀な得点能力を持ったサンチェス氏だが、1986年4月6日に行われたラ・リーガ第32節のセルタ戦では、美しいFKを決めている。

2-0とマドリーリードの22分、ボックス手前左でマドリーがFKを得ると、ウーゴ・サンチェスが左足で直接ゴールを狙う。ゴール左上の完璧なコースにカーブしながら飛んでいったボールは、必死に手を伸ばしたGKの手を弾いてゴールインした。

この他にも1点を加え、前半だけで4-0としたマドリーが5-1で大勝を収めている。