サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い)

サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。

今回は、バイエルンのポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキが決めたハットトリックだ。

ドルトムントでブレイクを果たしたレヴァンドフスキは、2014年夏にバイエルンに加入。以降、世界屈指のストライカーとしてゴールを量産している。

類稀な得点能力を発揮し、ドイツの絶対王者バイエルンのエースとして活躍するレヴァンドフスキだが、2021年3月20日に行われたブンデスリーガ第26節のシュトゥットガルト戦では、ハットトリックの大活躍を見せている。

まずは0-0で迎えた18分、左サイド深部まで侵入したFWセルジュ・ニャブリがボックス内に鋭いパスを送ると、誰よりも速くパスに反応したレヴァンドフスキが強烈なシュートを合わせ、先制ゴールを決める。

直後の22分、今度は右サイドを突破したFWレロイ・サネがクロスを上げると、ゴール前でレヴァンドフスキが頭で合わせる。ゴール右上のコースを狙ったヘディングが決まり、あっという間に2ゴールを挙げた。

さらにその1分後の23分、相手ボックスまでバイエルンが攻め入ると、クリアをしそこねた相手DFからボールをかっさらったレヴァンドフスキが落ち着いてシュートをゴール右に沈めた。

わずか5分間でハットトリックを達成したレヴァンドフスキ。39分にも4点目を奪い、バイエルンは1人退場したにも関わらず、前半だけで試合を決めてしまった。試合はそのままバイエルンが4-0で勝利している。