中国サッカー協会(CFA)は29日、財政難で活動停止を発表していた江蘇FC(元江蘇蘇寧)を中国スーパーリーグの出場クラブリストから除外した。

江蘇は2020シーズンの中国スーパーリーグで待望の初優勝を遂げ、今シーズンはディフェンディングチャンピオンとして連覇を目指す予定だった。

しかし、セリエAのインテルのオーナーも務めている親会社の蘇寧電器が、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受けて業績が悪化。インテルも身売りしようと画策していることが何度も報じられて来た中、先月末に財政難を理由に江蘇への資金投下を打ち切り、クラブの活動停止が発表された。

その後、江蘇にはクラブの負債を引き受ける新たなオーナーへの売却によって生き残る道が残されていたが、CFAが定めた期日までに救世主は現れず。今回のタイミングで中国スーパーリーグからの追放が決定した。

なお、同クラブは今シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に出場する予定だったが、すでに大会参加を辞退していた。

また、江蘇の追放を受け、昨シーズンに降格となった石家荘永昌(現在は沧州雄狮に名称変更)が新シーズンも中国スーパーリーグでプレーすることになった。

元チェルシーのMFラミレスや元シャフタール・ドネツクのMFアレックス・テイシェイラ、元名古屋グランパスのFWジョーを始め、一時はヨーロッパのトップクラブでプレーした選手たちを高額な移籍金で獲得する“爆買い”で大きな話題を呼んだ江蘇。

爆買いをスタートさせた2015年に国内カップで優勝。昨季には中国スーパーリーグで初優勝を遂げたが、その輝かしい歴史は脆くも崩れ去ることになった。