財政問題を抱えている蘇寧グループだが、インテルのオーナーであり続けるために多額の融資を受けることになるようだ。イタリア『コリエレ・デッラ・セーラ』が伝えた。

中国の大手家電会社である蘇寧電器が持つ蘇寧グループは、2016年6月にインテルを買収。68.55%の株式を取得していた。

中国スーパーリーグでは江蘇FC(元江蘇蘇寧)を所有し、ヨーロッパでプレーする選手たちを破格の契約で獲得する“爆買い”で一時注目の的となったが、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受けて業績が悪化。その結果、江蘇FCの活動停止を突然発表し、波紋を呼んでいた。

この発表により、インテルの身売りも大きく注目を集める中、会長を務めるスティーブン・チャン氏はクラブの運営を続けたいという意向を示していた。

蘇寧グループは「クラブが決して欠かさなかった財政的支援を保証し続けます」と発表し、チャン氏もクラブの株式の過半数を売却することを望んでいないとした。

そんな中、蘇寧グループは過半数の株式維持のため、アメリカの大手金融グループのゴールドマン・サックスから、2億1300万ポンド(約325億円)の融資を受けルことになるとのこと。シーズン終了まではクラブを運営し続けることになるようだ。

一方で、インテルの買収に動く企業もあり、イギリスの国際投資会社であるBCパートナーズは5億9600万ポンド(約909億4000万円)で入札。しかし、蘇寧グループは8億5190万ポンド(約1300億円)と評価しており、オファーを拒否していた。

一時的に経営破綻をしのぐことになるチャン一家だが、クラブの31.05%の株式を保有するライオン・ロック(印刷サービスを提供する投資持株会社)の問題を解決する必要もある。

『コリエレ・デッラ・セーラ』や『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、ゴールドマン・サックスからの借入金はで、ライオン・ロックの株式を取得できるアメリカのファンドと交渉中とのことだ。

何れにしても株式を100%保有し、その後にクラブを売却すること目指しているとみられる蘇寧グループ。チームがセリエAで好調を維持しているだけに、インテリスタからすれば邪魔だけはしないでもらいたいというところだろうか。