ラ・リーガ第29節、レアル・マドリーvsエイバルが3日にアルフレド・ディ・ステファノで行われ、ホームのマドリーが2-0で勝利した。なお、エイバルのMF乾貴士は後半頭から途中出場。一方、FW武藤嘉紀は招集外となった。
 
前節、セルタ相手に苦戦しながらもエースFWベンゼマの公式戦4戦連発となる2試合連続のドブレーテの活躍で勝ち切った3位のマドリー(勝ち点60)。来週からエル・クラシコを挟んでチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝リバプール戦という重要な3連戦を控える中、今節は降格圏に沈む18位のエイバル(勝ち点23)と対戦した。ジダン監督は負傷で招集外のセルヒオ・ラモスやアザールに加え、クロース、ヴァラン、ヴィニシウスをベンチに置き、負傷明けのマルセロや、ミリトン、イスコを先発で起用。[3-4-1-2]の布陣で臨んだ。
 
一方、前節はアスレティック・ビルバオ相手に1-1のドローと健闘を見せたものの、11戦未勝利と泥沼が続くエイバルでは乾が引き続きベンチスタートなり、武藤はケガの影響で再びメンバー外となった。
 
立ち上がりから攻勢を仕掛けるマドリーは畳みかける攻めでいきなりゴールに迫っていく。まずは3分、ポソの不用意なGKへのバックパスをかっさらったベンゼマがボックス左に持ち込んでシュートを放つが、ここはGKドミトロビッチのビッグセーブに遭う。続く5分にはマルセロからの正確なクロスを再びベンゼマが頭で合わせてゴールネットを揺らすが、これは惜しくもオフサイドの判定となった。
 
以降も内と外を巧みに織り交ぜた攻撃でエイバルのプレスをいなして良い形の攻めを続けるホームチーム。21分にはアセンシオの直接FKがクロスバーを叩く場面も作ったが、時間の経過と共にやや攻撃が停滞し始める。
 
その流れの中で36分には右サイドへの大きな展開からルーカス・バスケス、イスコと繋いでゴール前のアセンシオが巧みなワンタッチシュートでGKの股間を抜きゴールネットを揺らす。だが、これはVARのレビューの結果、戻りオフサイドを取られてしまいゴールは認められず。
 
それでも、前半終了間際の41分には中盤でのカウンタープレスでディオプの縦パスをカットしたカゼミロが右足アウトにかけた絶妙なスルーパスを通すと、巧みなファーストタッチでDFを一気に振り切ったアセンシオがゴール前でバランスを崩しながらも左足のシュートを流し込み、自身初の公式戦3試合連続ゴールとした。
 
圧倒したマドリーが1点リードで折り返した中、ビハインドを追うエイバルが先に動く。前半に足を痛めた上、1枚カードをもらっていたブライアン・ヒルを下げて乾を同じ左ウイングに入れた。
 
エイバルの反撃が期待されたものの、後半も主導権を譲らないマドリー。52分にはボックス手前右でベンゼマからパスを受けたアセンシオが鋭い左足のシュートを放つが、これはGKドミトロビッチのワンハンドセーブに阻まれた。
 
追加点こそ奪えないものの危なげなく試合をコントロールするホームチームは61分、モドリッチと殊勲のアセンシオを下げてロドリゴ、クロースをピッチに送り出す。この交代直後の62分にはL・バスケスのバックパスが濡れたピッチで大きく伸びてあわやオウンゴールというピンチを招くが、ここはGKクルトワが何とか掻き出して事なきを得る。
 
その後、68分にイスコとマルセロを下げてヴィニシウス、アリーバスの若手2選手をピッチに送り出すと、この選手交代が試合を決定づける追加点をもたらした。73分、左サイドで仕掛けたヴィニシウスがそのままボックス内に侵入し丁寧な浮き球のクロスを入れると、ボックス中央でフリーとなったベンゼマが頭で合わせ、公式戦5試合連続ゴールとした。
 
これで勝利を確信したマドリーはベンゼマを下げてマリアーノを最後の交代カードとして投入。対して一矢報いたいエイバルは乾が74分に個人技から枠内シュートを放つなど、キケ・ガルシアら前線の選手が単発ながらフィニッシュに絡む。さらに、87分には右CKの二次攻撃からボックス左でクリアボールに反応した乾が右足のジャンピングボレーシュートを枠の左下隅に飛ばすが、これはGKクルトワの好守に阻まれた。
 
そして、試合はこのまま2-0のスコアでタイムアップを迎え、好調のアセンシオとベンゼマの揃い踏みの活躍によって公式戦4連勝のマドリーがCLリバプール戦に大きな弾みを付けた。一方、完敗のエイバルは泥沼の12戦未勝利となった。